不思議の国のアリスは、イギリスの数学者であり論理学者、写真家でもあった作家ルイス・キャロルによってつくられた小説。
ルイスは、実際に自分が体験した出来事をもとに小説を作ったと言われているのでフィクションではなくノンフィクションの面もあるのです。
不思議な出来事が次々と起きるファンタジーな世界ですが、実際に作品のようにものが見えてしまう現象である不思議の国のアリス症候群が確認されています。
その原因は一体何なのか?
私自身の体験談も元に、真相をまとめてみました。
アリス症候群の主な症状ってなに?
アリスの世界では、アリスが小さくなったり大きくなったり、動物や花と普通に人間と同じ言葉で話をしたりトランプの女王など色々な登場人物が出てきます。
実際にアリスのように色々な登場人物、動物や植物、物などが出てきて会話したり一緒に過ごしたりといった体験は稀でも、それに似た症状はあると言われています。
①見る物の大きさや距離がおかしい
眼自体に異常がなく普通にものを見ることが出来ていますが、自分より大きいはずのものが自分よりも小さく感じたり…
小さいはずのものがやたら大きく感じられたり、近くのものが遠く見えたりその逆もあります。
これは、片目で物を見ていたり極端に視力が悪い状態で裸眼で物を見るとたまに起きることがありますがあっても、「距離感がつかめない」ぐらいです。
ですが、不思議の国のアリス症候群では大きさや距離の違いがはっきりとあるのが特徴です。
②色の違い、感覚の違い
この現象には様々なパターンがあるので、特定のものを見た時にだけ現れたり左右の視界で右側だけに現れるなど差が生じることも。
また大きさの変化や歪みだけでなく、色に関しても実際とは別の色が見えたり、自分の体の一部が肥大しているような感じがするなどが感覚の異常もあります。
自分が浮かんでいるような感覚やまわりのものが浮いているような感じがしたり、時間の進み方も速く感じたり遅く感じたりなど個人によって出る症状に差があります。
時間に関しては、多くは数分程度と短いので一瞬目の錯覚かと思ってしまうこともあるようですが長いと数日続く場合もあるのだとか。
③夢と現実の区別がつきにくい
夢との区別もつきにくく、夢を見ているのかと思ったら実際は現実で混乱してしまうこともあるようです。
次のページでは、不思議の国のアリス症候群が起きる原因についてご紹介します。
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