おばあちゃんと語る性差別の話

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おばあちゃんとは仲良しでなんでも話す仲だ。

初恋の相手や過去のデート相手まで、何でも私に話してくるから名前から兄弟構成まで全部覚えているくらい。

そんなおばあちゃんとは、最近性差別の話をした。

 

私は「男だから~」とか、「女だから~」とかいうセリフが好きじゃない。

「男の子なんだから泣かないの」とか、「女の子なんだから大人しくしなさい」とか聞くたびに疑問に思っていた。

日本に居ても海外でも、割とこの手の会話はよく聞いた。

 

男の子だったら泣いちゃダメなの?男の子だってきっと泣きたい時くらいあるよ!と思っていたし、女の子だからってなんで大人しくしてなくちゃいけないの?

女の子は静かでおしとやかにみたいな、勝手なイメージ持たれても…なんて思っていた。

 

それってやっぱりおかしいと思う、という話をおばあちゃんにしたら激しく同意していた。

おばあちゃんの時代はやっぱり昔だからもっと酷かったらしい。

うちのおばあちゃんはお転婆で口も達者、天真爛漫な子供だったようで男の子たちにからかわれると黙っていられず何倍にもして仕返ししていたんだって。

 

でも、言い返すと必ず「おなごのくせに口を返すな」と言われたとか。

大人になっても「おなごなんだからタバコを吸うな」「おなごが酒を飲むな」とかなんとか。

なんで何かにつけて「おなごなんだから…」と言われなくちゃいけないのって。

 

今の時代で言ったら完全にモラハラだ。

でも昔はそう言うことは普通にあったし、そういう発言で傷ついた人もたくさんいると思う。

だけど、今はもうそういう時代ではなくなって男性だからこうしなきゃとか、女性だからこうしないと…という決まりはない。

 

男女関係なく、その人個人を尊重できる世の中になったら良いよねって話で終わった。

おばあちゃんの時代から考えると、今の時代は性差別も以前より少なくなってだいぶ生きやすい世の中になっていると思う。

でも、完全になくなったわけではなくて実は自分も「男性はこうで女性はこうあるべき」という固定観念が根底にあるんだなと思う瞬間が時々あるのを感じる。

 

そういう固定観念は幼少期の環境や教育とかでインプットされてしまっているのかな。

それが自分の考えや物事の判断の土台になっていることを考えると、いかにその矛盾に気づいてそれを崩していくかが大事なんじゃないかと思う。

元々持っている考えに対して疑問を持ち疑い、それは本当にそうなのか?という確認作業はとても大切だ。

 

その作業こそが自分らしい自分を形成していくのだと思う。

ふと気づけば自分も何かを色眼鏡で見てないか?気を付けたいし、そんな自分を変えていきたい、そんな風に思った夜だった。

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