体の中で、鉄の次に多く必要不可欠な栄養素となっているのが亜鉛。
でも、現代人の生活では不足しやすいミネラルの一つなんです。
不足すると、子供の場合は「鉄欠乏性貧血」や「成長の障害」、大人の場合は「味覚障害」や「皮膚炎」「脱毛」「免疫力低下」「慢性的な下痢」「記憶力や集中力の低下」などの症状が現れます。
亜鉛は食事から摂取することも出来るのですが、摂取できる食材がわずかなので出来るだけ吸収率を上げて効率よく摂取する取り方が大事になってきます。
そこで今回は、
・亜鉛の作用
・摂取するタイミング
・吸収率を上げる方法
などについてご紹介していきます。
亜鉛を摂ることで得られる作用
亜鉛は、色々な細胞に含まれる成分で
・タンパク質の再合成
・インスリンの合成
・DNAの合成で胎児・乳児の発育を助ける
・骨の成長を助ける
などの働きがあります。
不足すると免疫を下げることになり、体全体の不調につながります。
免疫が下がるということは、その分体を守る力がなくなり病気にもかかりやすくなるということ。
亜鉛をしっかり摂ることで、体の免疫を維持することにつながり更に年を重ねてから発症が多くなる骨粗鬆症の予防にもつながります。
骨粗鬆症は、カルシウム摂取が大事ですが亜鉛はカルシウムの吸収を高める働きがあるので予防に良いと言われているんですね。
亜鉛は食品では主に
・牡蠣や豚肉のレバー
・うなぎや赤身のもも肉、チーズ
などにも含まれています。
しかしながら、牡蠣はあまり食べる機会が無かったり、レバーも好きな人と嫌いな人に分かれるなど日々の食事ではなかなか摂取しづらい傾向にあるのです。
また、ついつい外食やインスタント食品ばかりメインで食べていると亜鉛を摂取する機会が無くなって亜鉛不足になってしまいます。
運動によって失われやすい成分でもあるのでその点でも不足しやすい成分の一つと言えます。汗を大量にかく場合は、その分亜鉛も消費されやすいです。
なので、
・激しい運動をよくする人
・夏場の汗をかきやすい時期
などは特に亜鉛が消費されやすくなっています。
次のページでは、亜鉛を摂取するタイミングについてご紹介します。
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