語源や由来について
江戸時代まで遡りますが、その昔火災が発生した時はそれを周囲にすぐ知らせるために半鐘(はんしょう)を鳴らすのが一般的だったそうです💡
半鐘というのは、もともとは戦いでの兵士の活躍を労うためのもの、お寺などで合図として使われていた鐘だったようですが江戸時代くらいになって非常時にも使われるようになったとか。
火の見櫓(ひのみやぐら)に設置され、主に火災があった時に使われていたようですがその他にも洪水の時、地震の時などにも使われることがあったそう。
そして、無事火を消し止めることが出来た時には「ジャンジャン」と鐘を二回鳴らして火災が終わったことを合図としていたんです。
火元が比較的近い範囲であれば、「ジャンジャンジャン」と三回鳴らし、逆に火元から少し離れたところでは「ジャーンジャーン」と二回長めに鳴らすのが一般的だったんだとか。
そこから、「終わりにすることやおしまいにすること」=「ジャンジャンという鐘の音」=おじゃんになるという風に使われるようになったと言われています(´ω`)
そして、もう一つの説がこれも江戸時代の話になるのですが当時、使われていた言葉(動詞)で「じゃみる」という言葉が使われていました。
じゃみるというのは、物事が途中でダメになってしまうという意味で使われていた言葉なんだそうです(‘ω’)
そこから、名詞形の「じゃみ」に変わり更に最初に「お」がプラスされておじゃんになると使われるようになったと言われています。
鐘の音から来ているという説、江戸時代で使われていた言葉が転じて使われるようになったという説があるのですが後者の方が有力だとか…
日本語には、「ブーブー」「キラキラ」などといった擬音語や擬態語は沢山あるので鐘の音から連想して使うようになったという説があってもおかしくないですよね💡
終わりを知らせる鐘の音が「ジャンジャン」なのであれば、じゃんじゃんになるからおじゃんになるという風に変わるのも自然になりそうな感じがしますね。
最後のページでは、似た意味を持つ類語についてご紹介します。
コメント