読まなくてもポイントがわかる嫌われる勇気の本の内容と感想。「ネタバレ注意」

2013年に初版が出版され、その2年後には舞台化、更にその2年後には本が原案のドラマが放送されるようになった「嫌われる勇気」。

 

オーストリアの精神科医、アルフレッド・アドラーによって提唱されたアドラー心理学に基づきある哲人(カウンセリングの先生)と青年による対話式で物語は始まります。

 

色々な悩みを持った青年は、最初は哲人の話すことに納得できず違和感すら感じるのですがそれでも哲人との対話を続けることで、徐々に自分の問題や課題と向き合っていきます。

 

対話式という独特のスタイルですが、なんとなく自分もそこに加わって話し合いをしているかのように読むことが出来るので読みやすい本だと思います。

 

今回は、これから読もうかどうするか迷っている方に向けて本の内容や感想などをご紹介していきたいと思います。

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「嫌われる勇気」本の内容

 

嫌われる勇気では、過去にトラウマを持ち強い劣等感を抱く青年が自分やその友人などの話も交えながら哲人と対話を続けていきます。

 

青年は、最初は哲人の話を理解しようとせず否定し続け時には激しく批判することもあるのですが、最終的には哲人の話すことを理解し幸せになるための一歩を踏み出します。

 

抽象的な表現もあり、心理学的な用語も度々登場するのでわかりやすく全体をまとめると以下のポイントに分けられます。

 

・原因ではなく目的のために人は行動する

・劣等感は成長促進剤の一つになりうる

・自分の課題と他人の課題は切り分ける

・人の悩みは全て対人関係から生じるもの

・幸せになるためには他者貢献を実感すること

 

「原因ではなく目的のために人は行動する」

これは、おそらく多くの人が違和感を感じたり納得できないポイントの一つになると思いますが、人の行動は全てその人自身の意思によるものであって過去のトラウマではないということです。

例えば、大勢の前で話すのが苦手な人が居ると仮定すると、その人は自分はもともと緊張する性格だからそれが原因で人前に出るのがイヤだと考えます。

しかし、目的論に置き換えて考えると実際は恥をかきたくないから人前で話したくない自分は本当はやればスピーチが上手いと思っていたいからやりたくない、もっと楽な仕事をしたいから気が進まない、などの目的が考えられます。

そこで、どうやったら人前で上手く自分が伝えたいことを表現できるのかを考えスピーチのスキルを磨いたり、本番であがらないようにしっかり事前に準備をしておくなどの対策が出来ます。

そうすれば、緊張する性格のせいで人前で話すことを避けていたのが人前で話すのが楽しくなるという可能性も出てくるはずです。

原因を焦点にしてしまうと解決策はなかなか見えてきませんが、この行動は何の目的の為かというところに焦点を当てると自分が出来る対策が少しずつ見えてきます。

 

「劣等感は成長促進剤の一つになりうる」

劣等感と言えば、出来れば誰もが持ちたくないものだと思いますがほとんどの人は持っているものです。

劣等感があればあるほど悪いと考える人は多いですが、実際は劣等感があるからこそもっと向上させようとすることでそれが成長につながると考えることも出来ます。

つまり、逆を言えば劣等感が全くないという人はもっと良くしようと思うことがないため成長できないとも言えます。

劣等感というのは、そもそも他人と自分を比べて生まれるものではなく自分の理想と現実の差のことを言います。

他の人と比べてしまうのは、それは劣等感ではなくただの「主観的な思い込み」によるものです。

自分に与えられたもの、例えば自分の容姿だったり生まれた環境だったりとそのことに執着するのではなくそれをどう使うか、どう磨いていくが大事になってきます。

 

次のページでは、自分の課題と他人の課題は切り分けることについてご紹介します。



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