先日、なんか怖い映画が見たいな~と思って候補に挙がったのがスプリット。
パッケージがなんとなく奇妙な感じだったので迷ったのですが…想像していたより見応えのある映画で選んで正解でした‼
二重人格・多重人格の映画はこれまでにも見たことがあるのですが、スプリットはまた違いました。迫力が!
というのも、実話ではないですがそれにかなり近い映画だったからです。
また、スピリチュアル的な面からみても色々と考えさせられる映画だったので、今回はスプリットのあらすじや感想についてまとめてみました。
スプリットのあらすじ(ネタバレ注意)
ある日、3人の女子高校生と1人の父親が家に帰ろうと車に乗り込みます。
高校生たちは先に車に乗り、その後から父親が乗り込むはずがなかなかやってきません。
助手席に座っていたケイシーはサイドミラーで荷物を詰めていたはずの同級生の父親を見ますが、そこに姿はなく…
彼が持っていたはずのピザが地面に落ちています。
「おかしい…」
そう感じていたら、見知らぬ男が運転席に乗り込みました。
後部座席に座っていたクレアとマルシアは、
「乗る車間違えてますよ」
と、スマホで遊びながらその男に声をかける。
すると次の瞬間男にスプレーをかけられ、気を失います。
ケイシーは、逃げようとドアに手をかけるも同じくスプレーをかけられて気を失います…
3人が気付くと、最低限のものしかない地下室みたいなところに居ました。
ケイシーたちを連れ去った男はケヴィン。でも連れ去った時の人格はケヴィンではなくデニスという別の人格でした。
ケイシーたちの3人は、地下室に居る間ケヴィンの人格が何人も変わるのを目撃します。
ケヴィンは、23もの人格を持つ多重人格でした。
ケヴィンは、精神科医であるフレッチャー博士と対話による治療を行いながら人格の安定を目指します。
フレッチャー博士は、彼の中に23人の人格があることも突き止めています。
それらは過去(主に幼少期)のショックがもたらしたことであることも知っています。
ただ、多重人格が持つ人間の潜在的な可能性を評価しケヴィンは素晴らしい存在だと理解もしています。
ケヴィンもフレッチャー博士は良き理解者だと信頼していますが、ケヴィンの知らないところで他の人格がケイシーたちをさらって事件を起こしているとは…
ケヴィンもフレッチャー博士もこの時はまだ知らないのです。
ケヴィンの多重人格を知ったケイシーたちは、女性の人格パトリシアや子供の人格ヘドウィグなどが現れている時になんとか逃げ出そうとしますが捕まってしまいます。
一緒だった部屋は3人別々にされ、24人目の人格ビーストが生まれようとします。
その人格は、超人的な肉体を持つ人格でクレアとマルシアはそのいけにえになるのだと言います。
真夜中に、
「話したいことがある」
「今すぐ来て」
など不審なメールを何度ももらったフレッチャー博士はケヴィンにそのことを尋ねてもケヴィンは問題ないの一点張り。
段々ケヴィンのおかしな点に疑いを持ち始めたフレッチャー博士。
遂に意を決してケヴィンに会いに行こうと思い、ケヴィンの家を訪れることに。
そこでクレアが閉じ込められているのを見つけ、これは間違いだとケヴィンを説得するも別の人格デニスが現れてスプレーをかけられ気を失います。
意識もうろうの中、フレッチャー博士はケヴィンの本名をなんとか書き残すことに。
ケヴィンの中には新しい24人目の人格ビーストが現れ、フレッチャー博士をはじめクレアやマルシアも次々とビーストにおそわれていきます。
残るはケイシーただ一人。
ケイシーは、フレッチャー博士が書き残したケヴィンの本名を呼び一瞬ケヴィンに人格が戻ります。
でも、他の人格も次々と現れ困惑し、最終的にビーストの人格に戻るのです。
ケイシーは何とか逃げ出そうとしますが、ビーストに追い詰められ銃弾を撃ち込むも倒せません。
絶体絶命の状態となりますが、ビーストはケイシーの体にある無数の傷を発見。
実はケイシーもケビン同様に親から酷い扱いを受けてきたのです。
ケヴィンは、親に守られ幸せに生きてきた子供を不純な者としていけにえするとしていましたがケイシーは純粋だと判断して傷つけずに姿を消します。
その後、ケイシーは見回りをしていた管理人に発見され警察に保護されます。
ケイシーたちが居たところは、動物園の管理棟の地下でした。
これらの事件はニュースで報道され、あるレストランでは一人の女性客が
「15年くらい前にも似た事件があった」
と言いますが、その犯人の名前を思い出すことが出来ません。
すると、すぐ隣に座っていたダンという男が
「ミスターガラスだよ」
と教えます。
その男の姿は紛れもなくケヴィンの姿でした。
フィクションだけど実話に近い!
アメリカで有名な多重人格者と言えばビリー・ミリガンが有名。
彼も23の人格を持っていて、薬局に盗みに入ったりといくつもの事件を起こしています。
彼の場合も、幼少期に親から酷い扱いを受けたことがきっかけで本当の人格を守るために様々な人格が生まれたと言われています。
別の人格を呼び出すと性格や話し方、なまり、仕草も全然違うと話題になりました。
多重人格になると、筆跡まで変わってしまうというのは驚きました…
ここまで変わってしまうと、もう別人としか言いようがないですよね。
ビリーは、数々の事件を起こしながらも多重人格が認められて無罪になります。
でも、社会的な批判を受けることも多くビリーを悪者扱いする人も少なくありませんでした。
病気の治療もあり病院を転々とさせられるのですが、その間に結婚したての妻がビリーの貯金を持って姿をくらますなど…
辛い経験も沢山しました。
最終的に新しい人格である「教師」を作り出すことに成功し、人格を安定させたと言われています。
その後は名前も変えて新しい人生を送っていったそうです。
人格の名前や性格も微妙に違いますが、構成的にはビリーの症状にかなり似ているのではないかと思います。
なので、フィクションだけれど実話にかなり近い作品だと思いました。
感想について
二重人格・多重人格の映画は今までにも見てきましたが、スピリチュアルな視点で見たことはありませんでした。
でもスプリットはスピリチュアル的な側面もあるなぁと思ったんです。
フレッチャー博士は、作品の中で多重人格の症例について触れています。
「本来の人格が盲目なので本当は盲目だけど、別の人格は目が見えている」
「本来の人格はアレルギー持ちなのに、別の人格にはアレルギーがない」
「本来の人格はコレステロールが低いのに、別の人格は高い」
など、これらの症状は本当に実際にある症状だそうです。
なので、人格の中には重量挙げの選手が居たり、IQがものすごく高い人も居るそうです。
普通の人間ならこれは出来ないことです。
自分以外の誰かになることは本来できませんが、多重人格ならそれが出来ると。
しかも、超人的な能力を持っていることも少なくありません。
多重人格の人は、人間が持つ潜在能力を引き出すことで普通の人が使えないパワーを使う。
これが超能力の由来なのではないか?
とフレッチャー博士が言っているシーンがあるんですよね。
これを見た時に、ハッとしました。
超能力とかスピリチュアルとか目に見えない力って、どこか疑わしくて信じることが出来る人も居れば出来ない人も居ます。
多重人格もそうだと思います。
本当の自分とはまた全然違う人格が確実に存在すると信じる人も居れば、全て演技だと信じない人も居ます。
でも、この映画スプリットを見ていたら人間誰でも大きな可能性を持っていてそれを引き出すことが出来ればなんだって出来るんじゃないかと思いました。
もちろん、悪いことに使うのはダメですしケヴィンの場合幼少期に傷つけられたことがきっかけなのでそれはあってはならないことだと思います。
ただ、人間にはまるで魔法のような超人的な能力を使える可能性もあるのだと思いました。
おそらくどんな人にも。
スピリチュアル的な力が使える人も、そういった超人的な能力が元になっているのではと思います。
おすすめ映画
スプリットを見て楽しめた人、印象に残って色々考えさせられた人は他の映画も同様に楽しめるかもしれません。
二重人格、多重人格、精神系の映画でおすすめなのはこちら👇
・シャッターアイランド
・シークレットウィンドウ
・アイデンティティ
・メメント
・ザ セル
あと、ビリーミリガンの半生を描いた作品がレオナルドディカプリオ主演で2019年あたりに出るとか出ないとか💡
もともと20年前に計画があったみたいなんですがその後とん挫となり…
それを引き継いで再スタートするそうですよ‼
ディカプリオ主演の映画は面白いものが多いので、今からとっても楽しみにしています★
ちなみに私はアマゾンプライムでいつも無料で映画を観てます✨
家に居ながらにして色々な映画を楽しめるのでもう何年も使っています(´ω`)🎵
・ちょっと暇な時間が出来た時の暇つぶし
・休日のストレス発散
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など、本当にメリット盛りだくさんなのでぜひチェックしてみてくださいね。
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