「冬生まれは暑がりで夏が苦手な人が多い。」
「夏生まれは寒がりで冬が苦手な人が多い。」
こんな話聞いたことがある方は多いと思います。
もちろん、全員が全員ではないと思うのですが確率的にその割合が高いという。
この真相はいかに…?
と思っていたところ、どうやらきちんと医学的根拠があるようです。
そこで今回は、
●生まれた時期によって違う体質
●汗腺の数と暑がり、寒がりの関係
●汗腺を鍛える方法
などについてご紹介したいと思います。
汗腺の数は小さい頃に決まる
こんな話を聞きました。
「汗腺の数は、人種によって異なるもの。」と。
汗腺は、汗を分泌する部分になりますがこれは2種類あります。
●エクリン腺
全身にある汗腺で、気温が高く暑くなればここから汗を出すことで体温を下げて一定に保ちます。
ほとんどが水分なので、サラサラしていて臭いもなく色も透明です。
●アポクリン腺
ワキの下など体の中でも部分的にある汗腺で、エクリン腺から出る汗とは違いタンパク質や脂質が含まれます。
そのため、ベタベタして色も白っぽく臭いの元になります。
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体温機能調節としての汗腺はエクリン腺ですが、このエクリン腺は通常200万から500万くらいあるもの。
日本人は、少なめの230万個ほどの汗腺を持つと言われていますがこれが北欧など寒い国に住む人だと180万個くらいと更に少なくなります。
逆に、東南アジアなど温かい国の人だと280万個くらいと日本人よりも多くなります。
このことからもわかるように、生まれ育った環境によって汗腺の数は決まってくるんですね。
寒い地域に住む人であれば、それだけ汗腺の数が少なくなり暑い地域に住む人であれば汗腺の数は多くなる傾向にあります。
寒いと汗をかくこともないですし、暑いとそれだけ汗もかくので当たり前と言えば当たり前の現象なのかもしれません。
ただ、実はこの汗腺の数なんですが子供の頃に決まってしまうんです。
一度汗腺の数が決まると、それ以上変わることはないので子供の頃に育った環境の体質になるということですね。
次のページでは、汗腺の数の違いでどんなことが体に起こるのかについてご紹介します。
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