類語について
爪跡を残す、と似た意味で使われる類語には
「多くの被害をもたらす」
という本来の意味では
・猛威をふるう
・威力をふるう
・荒れ狂う
などといった表現があります。
現代風に解釈される、良い意味の類語として
「善行をして、名前を多くの人に知ってもらう」
という意味では
・名を馳せる
・名を轟かせる
・名を知らしめる
・良い評判を得る
・名声を得る
・高い評価を得る
などがあります。
人々に称賛されるような何かを成し遂げるという意味では、
・大きく貢献する
・成果を挙げる
・功績を残す
・結果を残す
・実績を出す
・足跡を残す
・手柄をあげる
などがあります。
また、歴史に名を刻むような何かを達成するという意味では、
・後世に名を残す
・歴史に名を連ねる
などといった言葉があります。
状況に合わせて、ふさわしい言葉を使うのが一番ですね。
類語にも色々なものがあるので、合わせて覚えておきたいものです。
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
・爪跡を残すという表現の本来の意味と良い意味で使う表現
・誤用や使い方
・類語
などについてご紹介しました。
意外なことに、調べてみると言葉の誤用ってけっこう多いんですよね。
むしろ、使っている言葉のほとんどがもしかすると誤用ばかりなのかもしれません。
でもそれは日本語だけではなく、外国語も同じようにあることだったりします。
本来の使い方で言葉を使うのが絶対に正しいというわけではないんですが、現代で普通に使われている言葉と本来の意味を合わせて覚えておくのが一番良いかもしれないですね💡
コメント
芸人の言う「爪跡を残す」は、「良くも悪くも、せめて存在感を示す」というニュアンスだと思いますよ。
良くも「悪くも」というニュアンスだとするなら、本来は悪い意味の言葉でもあまり違和感を覚えません。
遅男さん、こんにちは^^
コメントありがとうございます!
そうですね、仰る通りニュアンスで考えるとあまり違和感は感じないかもしれませんね。
2ページ目の方でご紹介していますが、ニュアンス的には「自分の存在を刻む」だったり「結果として残す」というような意味合いになりますよね。
しかし、本来の意味から考えると違和感を感じる方もおそらくいらっしゃるということをご紹介致しました^^
非常に違和感を感じます。本来も何もない。爪でぐっと引っ掻かれた痕が残る。この事から考えても、被害の痕が残る。→悪い、辛い痕が残る。 良い意味で使うのは完全に間違った使い方。言葉を知らない芸能人やらが、間違った日本語を広めないようにしていただきたい。いっそのこと、火傷の痕が残る、と言ってみたら? それでも、違和感を感じずに、感染していくのだろうか?
他にも「鳥肌が立つ」 アナウンサーまでもが、真似をして使ったためか、一気に感染が広まった。この種の人は、極めて異常な体質なのかも知れない。嬉しい時にも、立毛筋が収縮するとは⁉️
世の中の大勢が誤解することで進む、変な言葉は、止めようがありませんね。
最近では、「ハードルが高い」や「ハードルを上げる、下げる」などです。
ハードル競技は、高さを競うものでなく、タイムレースです。高さは固定で上げ下げもできません。高いと感じたら、全て倒しても早くゴールすれば問題ないのです。
また、高さを競う陸上競技は高跳びで、そこで上げ下げされるのは、バーという横棒です。
もし、この競技と勘違いして使っているならば、「バーが高い」や「バーを上げる」などが正しいでしょう。
ハードルでの、正しい使い方は、「越えねばならないハードルが幾つもある」などですかね…
しかし、こんな違和感も、やがて薄れてしまうのかも知れません