酒さは、顔に赤みが出てブツブツした吹き出物が出来ることが多い皮膚炎。
一見、ニキビのような湿疹のような感じなので判別しにくく実際に他の肌トラブルが同時に起きていることもあります。
ただの吹き出物ならまだしも、赤みがあってその上にポツポツ出来物があるので目立ちやすいんですよね…
メイクで隠そうにもなかなか出来ないのが本当に大変なところだと思います。
私も以前酒さだったことがあるのですが、3ヶ月くらいでなんとか完治させることが出来ました。
どうやって治すことが出来たのか、備忘録としてまとめてみることにしました。
そこで今回は、
・酒さの主な症状や原因
・スキンケアの方法や治療
・完治するまでにかかる期間の目安
などについてご紹介したいと思います。
酒さの主な症状と原因
主な症状は「赤み、火照り、ニキビみたいなブツブツ」
酒さは、頬に熱がこもっているかのように火照り、見た目も赤く血管が拡張しているように見える症状のこと。
※酒さに似た症状で酒さ様皮膚炎(読み方:しゅさようひふえん)もありますが、こちらはステロイドを長期間使ったり使い方が悪かったために起こる皮膚炎。皮膚炎の発症のきっかけがステロイドでも、原因の根底には酒さがあると言われています。
酒さの症状は顔全体に現れることがありますが、特に
・頬から顎にかけて
・鼻やその周り(小鼻の周辺)
・口の周辺
に赤みが出たり、薄っすらと皮膚下の毛細血管が透けて見えるような状態になります。
この症状は、長く続くとそのうちニキビのようなブツブツしたものが無数に出来るのですが…
他にも湿疹が出来ていたり、アトピーの症状が同時に出ていたりする為に診断が難しいようで誤診されることも少なくありません。
実際私も最初に訪れた皮膚科では「ただのニキビ」と診断されましたが、次に訪れた皮膚科では「これはニキビじゃなくて湿疹」と診断され最後に行った皮膚科でようやく診断されました。
原因は体質的なもの?
はっきりとした原因は不明と言われています。
子供から大人まで幅広い年代に発症するものですが、中でも20代から50代までの女性に発症が多いと言われています。
生まれ持った体質もありますがそれ以外にも
・皮膚への刺激
・極度の乾燥
・ステロイド薬の使用
などにより悪化することがあるのだそう。
ステロイド薬にはレベルに段階がありますが、強めのものを長期間使うことで発症することが多いと言われています。
私の体験談
以前、酒さの症状が出た時のこと。
最初は「なんか顔が赤いな…?」と思っていただけなのですが、しばらくして無数に顔中にニキビのようなものが出来ました。
思春期の時期にニキビが出来たことはありますが、白ニキビのようなものばかりだったのでその時初めて大きな赤いニキビを見て驚いたのを覚えています。
一個や二個ニキビが出来るのならわかりますが、顔中(多くは頬)に出るようになったのでこれはおかしいとすぐに皮膚科に行きました。
最初の皮膚科ではニキビだと言われニキビ用の薬を塗っていたのですが、治らないので別の皮膚科に行くとこれはニキビではなく湿疹だからニキビの薬は逆効果と言われ湿疹用の薬が処方され…
それでも治らないので、また別の病院、3か所目の病院に行ったところ酒さだろうということでステロイド薬と内服薬を処方してもらいました。
酷い症状は一週間で落ち着いた
酒さの場合、ステロイド薬の多用で酒さ様皮膚炎を引き起こすと言われたりしますが私の場合すぐに一週間以内で治りました。
一週間で治ったと言っても、大きなニキビが消えただけで赤みやそれまで感じていたヒリヒリした感じとうっすらあった痒みなど、全てが完全に消えて元の肌状態に戻るまでには三カ月くらいかかりました。
私の場合、最初は
「今は肌に何もしちゃだめだ」
と思い正しいスキンケアが全然できていませんでした。
角栓が浮き出て今すぐにでもゴシゴシ洗い流したい思いだったのですが、我慢してぬるま湯だけで顔を洗い最低限化粧水だけピチャピチャつけてました。
赤みは少し引いてきたものの、吹き出物は治らず肌の乾燥や痒みも続く…と言った感じでした。
肌への負担は少なくなったものの、保湿が出来ていなかったので肌のバリア機能は戻らないままだったんです。
肌を正常に戻すにはスキンケアが大事です。
それも、最低限の保湿が出来るスキンケアです。
次のページでは、スキンケア方法と治療法についてご紹介します。
コメント
シーバックソーンオイル(ヒッポファエオイル)が酒さ改善に良いですよ。北海道でも栽培されているシーベリーと言う果実のオイルです。果実丸ごとスムージーにしても効果ありますよ。
さちえさん、コメントありがとうございます。
シーバックソーンオイル、皮膚炎以外にも火傷やアンチエイジングなど様々な効果があるようですね。
参考にさせていただきます^^