人間なので、好きな人も居れば嫌いな人も居ます。
全ての人と同じように皆仲良くなれるわけではないですが、それでも自分の近くに嫌いな人が居たらそれだけでストレスになりますよね。
・出来れば関わりたくない…と何とか距離を置こうとする
・必要最低限の会話だけで済ませられるように考えながら行動する
毎日顔を合わせる相手であれば、イライラもしますしいちいち考えるだけで労力を使いそれだけで疲れてしまいます。
そういった環境を変えることは簡単ではありませんが、少しでもそのストレスを減らして心を楽にすることは可能です。
嫌いな人との付き合い方・接し方
嫌いな人が遠くに居れば別にかまいませんが、多くの場合は毎日通う職場に居たり家族や親戚に居たり学校、ママ友…
身近な存在であることがほとんどだと思います。
イヤでも付き合わないといけないのであれば、
「気になることがあっても無視する」
「無関心に努める」
「とにかく気にしない」
などの方法で、最低限の付き合いだけでなるべく関わらないようにすることは出来ます。
でも、ただ気にしないようにしようと思ってもそれもまた労力を使うので疲れてしまいます。
そこで、以下3つのことだけを覚えておくと良いですよ。
挨拶はきちんとする
話すことがあまりなくても、会話はしたくなくても挨拶だけはきちんと行いましょう。
すれ違っても挨拶もないと、それだけで雰囲気が悪くなりますしそれが一日の始まりならば憂鬱なスタートとなってしまいます。
相手がきちんと挨拶をしようがしまいが、自分だけは気持ちの良い挨拶が出来るようにしましょう。
そうすれば、自分の為にポジティブに一日が始められます。
接することで得られるメリットを知る
イヤな相手なら、
なぜ嫌いなのにわざわざ仲良くしないといけないのか?
一緒に居ないといけないのか?疑問に思ってしまいますよね。
しょうがなく接しているだけだとしても、接することで得られるメリットもあることを覚えておきましょう。
「あの人が居るから一人一人の仕事の負担は少ない」
「あの人が居るからとりあえずグループはまとまってくれる」
「あの人が居るから皆で話し合う機会が増えた」
など、相手が居ること、接することで得られるメリットを何でも良いので探しましょう。
物事には必ず二つの面があります。
悪い面もあれば、必ず良い面もありますが探さないと見えてこないこともあります。
こういうところが苦手だなと思っても、逆に言い換えればこういう点ではメリットだよなと思えるところを探してみましょう。
相手の良いところを見つける
相手と付き合うことで得られるメリットを探すことも大事ですが、その人自身の良いところを見つけることも大事。
こういうところは苦手だけれど、でもこんなところは良いところかなと思えると自然と相手にポジティブな感情が少しは生まれます。
そうすれば、あからさまに相手を避けたり無理して接しなくてもストレスを減らして自然と振る舞うことも出来ますよ。
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嫌いな人が居ると、ネガティブな感情を引き寄せますし自分自身イライラしたり悲しくなったり…と、良いことなんてないですよね。
でも、実は嫌いな人が居るというのは悪いことではないんです。
というのも、自分が嫌いな人は自分に似ている部分を何かしら持っている人が多く嫌いという感情はネガティブなものであっても「興味」はある人が多いからです。
人を嫌ってしまう原因
人が誰かを嫌いになる時は、いくつか共通の理由があります。
例えば一例をあげますと、
・言うことがキツい
・高圧的な態度をしている
・自己中心的
・相手が自分のことを嫌いだから
・生理的に無理
など、色々あり一つではなくいくつも当てはまる人も居るでしょう。
ただ、その嫌いな理由の中には
「自分に害があるかもしれない、という思い込みが関係している」
「自分の嫌な部分を相手の中に映し出している」
「自分を正当化したいから」
など、自分に関係しているものもあるんです。
なぜ相手のことが嫌いなのかその理由を考えてみると、意外と自分自身の嫌いな部分や変えたいと思っている部分と重なったりします。
自分の嫌な部分を相手に投影することで相手のことが嫌いになれば、それで自分の嫌な部分を解消出来ると思えるからです。
でも、これでは自分の嫌な部分を変える根本的な解決法にはならないですよね。
なぜ自分はあの人のことが嫌いなのか?あるいは嫌われているのか?と考えた時にそれは自分自身についてイヤだなと感じている部分を相手も持っているからかもしれません。
そこに焦点を当てて、自分が自分に対してイヤだなと思っている部分を知って受け入れることでそれまでイヤだった相手が好きになれることもあります。
嫌いな人を好きになる方法
嫌いな人を好きになる方法としては、まずは自分の中にあるイヤな部分を受け入れてあげるということから始めてみましょう。
自分にはこんなイヤなところがあるけれど、でもそれにはこういう良い面もあると受け入れるのです。
変えたいと思ったら、自分なりに改善していくことも出来ます。
そうすれば、自然と今までイヤだった人が前よりも少し好きになれることがあります。
自分を見つめ直す良い機会にもなるので、嫌いな人が居るというのは本人にとっても相手にとっても気持ちの良いものではないですが悪いことではないはず。
キライな人はあなたの敵ではない
相手があなたのことを嫌っているパターンも、あなたが相手のことを一方的に嫌うパターンもどちらの場合も興味があるからこそ「好きか嫌い」に分けることが出来ます。
つまり、相手あるいはあなたは嫌いになる人に対して何らかの興味を持っているということになります。
嫌いは好きの裏返し、と言ったりしますが好きという感情と嫌いという感情はどちらも正反対の性質のもの。
でも、どちらも「興味があるということ」では同じことなのでもともとは嫌いだったのに好きになるパターンもよくあります。
もともとは嫌いな相手だったのに、深く話してみたら好きになった、意外と自分と似ていて仲良くなったということは意外と多いんですよね。
なので、嫌いな人は好きな人に変わる可能性も持っています。
自分が嫌いな人=敵、と思いがちですがそうではないんですよね。
もし、自分にとっての敵が居るとしたらそれは自分に全く興味のない人です。
好きでも嫌いでもない、関心すらない人。
自分のことを嫌っている人が居る、と思うのはそれだけでストレスに感じると思いますが自分に何らかの興味がある人と思えば少し気も楽になりませんか?
まとめ
私も、嫌いから入って好きになることがあります。
学生の頃はそういうことが結構あって、周りの友人から〇〇ちゃんが(私)のこと嫌いだって~というのを聞いたことがあって「そうなんだー」と思っていたことがあります。
で、相手の子も私が嫌っているというのを周りから聞いていたみたいでお互い学校ですれ違う時には遠目ににらみ合うような感じでした。
なるべく顔は合わせたくないし、会ったらすごい気まずい空気が流れる…みたいな。
でも、ある時2人だけで話す機会があったんですが話してみたらすごく良い子だということがわかって仲良しになったんです。
ちょっと前までは、苦手なタイプで関わらないようにお互いしていたんですが色々話してみたら意気投合したという。
普通に考えたら変な関係かもしれませんが、
・相手のことを良く知らない
・自分に都合の良い解釈や思い込みをしてしまっている
というちょっとしたことが、相手を嫌ってしまうきっかけにもなるんです。
でも、裏を返せば相手のことをよく知れば仲良くなれたり意気投合する可能性も秘めているということだと思います。
そこに気付いてからは、ちょっと苦手だなと思う人が居たら「なぜ相手がイヤなのか?」「自分の中でイヤな部分があって、相手にそれを映し出してはいないか?」
と考えるようになりました。
そしたら、自分がイヤだなと思っている部分を受け入れる努力が出来るようになり苦手な人の良さにも気づくようになりました。
それからは、ちょっと苦手な人が居ても顔合わせるのがイヤだなーと気分が重くなることもなく前よりもポジティブに過ごせるようになりました。
もし苦手な人が居たら、
・なぜ相手が嫌いなのか?
・相手の嫌いな部分は自分の嫌な部分ではないか?
を考え、自分の嫌なところにまず目を向けて見てください。
そこを受け入れられるように、自分なりに改善してみたり良い面も見つけて認めてあげてください。
それから相手の良いところも見つけて、接するメリットを考えながら上手く会話が出来なくても挨拶だけはきちんと行っていきましょう。
それが結果的に相手のことが好きになれなくても、自分のストレスは減らせますし心も穏やかに前向きに過ごすことが出来るようになりますよ。
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