初対面の人と接する機会があった時、仲良くなるために最も効果的な心理学の法則が「類似性の法則」です。
人は自分のと似たもの、似た何かを持っている人に対して好感を抱きやすいという心理があるので共通点が多ければ多いほど話も弾みますしそれだけ仲良くなれるからです。
仕事の人間関係、恋愛でもこの法則はとても効果的だと言われているのでちょっと意識するだけですぐ打ち解けて仲良くなることも可能です。
そこで今回は、
・初対面の人と接する機会が多いけど話すことが見つからない…
・人見知りだから何から話したら良いかわからない
・出来るだけすぐ打ち解けて仲良くなりたい
という方のために類似性の法則についてまとめています。
類は友を呼ぶ
類は友を呼ぶということわざがありますが、気の合う者、似た者同士はお互い引き寄せられるかのように自然と仲間になるという意味ですよね。
実際に仲良くなって出来た友達、自分の周りに居る人はどこか自分と似た様な部分を持っていたり考え方や価値観などが似ていることが多いです。
共通点が多い相手であればあるほど、より仲が深まると考えられています。
・出身地
・生まれた月
・趣味
・好きなスポーツ
・家族構成
など共通しているものが多いほど、仲良くなりやすいです。
なので、初対面の人が多いところでは共通点を探ってみることを意識すると良いでしょう。
質問力が大事
初対面の人と何を話せばよいのかわからない…という人や上手く会話が出来ないという人の多くは、質問するよりも先に自分の話をしてしまうか質問よりも自分の話の割合のほうが多くなってしまっています。
これだと共通点も探せないので、仲良くなるどころか会話も成り立たないです。
なので、最初は相手のことを知るためにも出来る質問は色々としてみることが大事です。
質問だけだと相手も答えるのに疲れてしまいますし、一方的な会話になってしまうのである程度質問したら自分についても話すという風に会話をつなげていくと良いと思います。
私:出身はどちらになりますか?
相手:宮城です。
私:宮城は仙台ですか?
相手:そうなんです、東京に来るのは初めてで…
私:そうなんですね、仙台は牛タン食べにちょくちょく行ってます。
相手:そうですか、ちなみにどちらのお店に行かれてますか?
みたいな感じで、たとえ出身地が同じでなくても自分が好きなこととかよくやっていることとかと結びつけて共通点に見せることも出来ます。
自分のことを肯定してくれる相手
人から否定されるよりも、誰だって肯定された方が嬉しいですよね。
類似性の法則がなぜ機能するのかというと、自分と似た共通点を持っている人は自分を肯定してくれる相手という認識になるからです。
自分を肯定してくれる、ということは自分の言っていることが正しくて自分の存在そのものを認めてもらえるという証明になるのでそれが好感につながると言われています。
また、自分と似ている相手だと自分の感覚で動いても相手がついてこれるというかコミュニケーションが取りやすく相手の行動も理解しやすいということも仲良くなれる要素なんだとか。
相手に好感をもってもらうためにも、出来るだけ相手との共通点を見つけるようにしたいですね。
共通点が見つかれば、それだけ会話していても楽しくなりますし気づいたらこんなに話していた…!と時間が経つのを忘れるほど夢中になっていたりもします。
友達って自然と出来るものなので、いつどこでどうやって仲良くなって友達になったのか全く覚えていないという人が多いですがこうやって類似性の法則を使いながらいつの間にか仲良くなっているのかもしれませんね。
まとめ
私の友人で、すごく人見知りする人が居るのですが話せばすごく面白くて一緒に居るととっても楽しいんです。
でも、知っている人が周りに一緒に居れば良いんですが人見知りの為初対面の人しか居ないと全く打ち解けられず…ちょっとした集まりがあっても、そのまま仲良くなれずに終わってしまうこともあるようで。
そこで、類似性の法則を意識して出来るだけ自分から色々と質問してみて会話の中で共通点を探せるように頑張ってみたら初対面の人でも仲良くなれるようになったそうです。
本当は話せばすごく楽しいのに、最初の会話が上手くいかないだけでその人の魅力が伝わらないのはすごくもったいないと思います。
人見知りの人は、自分は会話が得意じゃない、最初はコミュニケーションがうまく取れないと思っている人が多いですが実際はそんなことないと思うんですよね。
なので、最初の会話だけでつまづいてしまうのであれば類似性の法則を最大限活用して仲良くなるきっかけを見つけたいですね。
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