ハルジオンは食用にも使われる
もともとは、観賞用として親しまれていたハルジオンですが実は食用として使われることもあります。
貧乏草というネーミングからはイメージがしにくいのか、食用として使えるということはあまり知られていないようです。
もちろん、ペットがよく出入りするような空き地や道端などのハルジオンは衛生的に問題があるかもしれませんが基本的に食べることが可能な植物なんです。
空き地や道端ではワンちゃんや猫のトイレになっているところが多いので、摘み取る場所には気をつけたいですね。
動物の出入りが少ないところでかつ除草剤の影響がないようなところで摘み取るのであれば、問題ありません。
▶意外と美味しく食べられる
野草と言うと、苦味が強く癖があってなかなか食べられるものではないというイメージがありますが、ハルジオンはそんな野草の中でも美味しい部類に入ると言われています。
祖母がたまに食べていたので味を覚えているのですが、ほんのり苦味がある感じ。
そんなに癖がないので食べやすいと思いますし、苦いのが苦手という人でもしっかりあく抜きして料理に使えば苦味もほとんど気にならないと思います。
▶お茶にも出来る
お茶にする場合は、
・摘み取ったものはしっかりと洗う
・水気を切ってから更に天日干しにする
・それからしっかり乾燥させた花や葉を煎じて飲む
ハルジオンを煎じたお茶は、「糖尿病の予防に良い」と言われ他には「浮腫み」を取ることにも使われることがあります。
ちょっと肥満気味な人、塩分の取り過ぎなどでむくみやすい時などに飲むようにすると良いんだそう。
▶食べる方法
食用としては、
・塩を入れた熱湯でさっと湯がく
・水にさらして灰汁抜きをする
こうすることで、おひたしや和え物、油炒めなどとして料理に使えます。
若葉やつぼみは、天ぷら、和え物にして食べることもあります。
味付けは、塩や醤油などをさっとかけてシンプルに味わうのが一番良いんです。
観るだけでなくお茶として飲んだり、料理としても食べたりすることもあるマルチな植物なんですね。
食用に出来そうな、新鮮で綺麗なものが手に入ったら、ぜひ食用として使ってみてくださいね。
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
・ハルジオンとヒメジョオンの違いや見分け方
・食用として使う方法
などについてご紹介しました。
ハルジオンは漢字で書くと「春紫苑」、ヒメジョオンは「姫女菀」となっていてスタイリッシュな字になっています。
ずっとハルジオンにヒメジオンだと思っていたのですが、「ヒメジョオン」が正解だったみたいですね。
貧乏草と呼ばれることがありますが、お茶や料理に使えるなど使い道が実は色々とある植物なので機会があれば食用として使うのも良いですね。
食用にする際は、くれぐれも衛生的に問題がなさそうなものを選んで摘むようにすることが大事ですよ。
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