批判とアドバイスは全く違うものですが、相談・話し合いになった時につい混同してしまう人は少なくありません。
相手はアドバイスのつもりで言っているのかもしれないけれど、自分にしてみれば批判にしか思えなかった…など。
ちょっとした一言が、せっかく築き上げた人間関係を台無しにしてしまうこともあります。
やっぱり人は誰だって批判されたくないものですし、それが別の第三者ならまだしも仲の良い友人や家族、パートナーなど大事な人からされたくはないですよね。
そこで今回は、
・批判とアドバイスの違い
・見分ける方法と対処法
についてご紹介したいと思います。
批判とアドバイスの違い
批判とアドバイスの定義や解釈は、人によってそれぞれ違うものだと思います。
一般的には、批判とは
・相手のダメ出しだけで終わってしまうこと
・今後どうすれば良いか?の解決策の提案がない
・間違っていることや良くないことを改善するように言うこと
・否定的な意見
・上からの評価
・自分の意見を押し付けるだけ
などのことを言います。
一方、アドバイスはというと
・相手の問題を指摘したうえで次につながるような方向に話を持っていくこと
・今後どうすれば良いか?の具体的な解決策の提案が出来る
・間違っていることや良くないことを改善できるようにサポートすること
・参考になる意見
・相手の為になる助言、忠告
・相手の意見を尊重しつつ意見を言うこと
などのことを一般的に言います。
批判は相手にとってネガティブなもの、アドバイスは相手にとってポジティブなものとも言えるでしょう。
どちらも、似ているようで本質的には全く違います。
でも、実際誰かからアドバイスを受けた時にこれはアドバイスなのか?批判ではないのか?と感じることもあるでしょう。
それだけアドバイスと批判は混同しやすいものでもあるからです。
批判とアドバイスの見分け方
批判とアドバイスの見分け方としては、
・相手の為になることを考えながら発言できているか?
・言われた相手が言われた後に物事を良い方向に持っていけるか?
・発言に対して相手が幸せになれるイメージが頭の中で出来ているか?
を考えることです。
「これは自分の為を思って言っていることなんだ」と思えるのであれば、それは批判ではなくアドバイスだと思います。
その発言が、今後良い方に進んでいくために必要な発言だと思えるのであればそれはやっぱり批判ではなくてアドバイスです。
きっと、幸せになって欲しいからこんなことを言ってくれるんだな…と思えるのであればそれもアドバイス。
逆にそう思えないのであれば、それはアドバイスではなく批判なんだと思います。
アドバイスなら聞き入れるべきですが、批判なのであればそれは聞き入れるべきではありません。
批判・アドバイスの対処法
批判であれば聞き流す程度にして、その人の言うことは信じないほうが良いです。
あなたの為を思って言っている言葉ではないので、そこにはその人自身の妬みや不満などが盛り込まれているだけだからです。
でも、アドバイスでも必ずしも聞き入れやすいものばかりではなく耳が痛くなるような言葉もあると思います。
あまり言われたくないこと、何度も聞かされている言葉は特に出来るだけ聞きたくないですよね。
それでも、自分の為を思って言ってくれているアドバイスなのであれば多少耳が痛くても最終的に理解できないとしても受け入れることは大事だと思います。
批判とアドバイスを見分けられるようになると、その人が自分にとってどんな存在なのか整理しやすくなるので人間関係を見直す良いきっかけにもなりますよ。
まとめ
批判もアドバイスも全て聞き入れる必要はありません。
特に批判は、本当にあなたのことを考えることができるのであれば普通は出来ないことだと思います。
でも、アドバイスならあなたのことを思ってのことなので耳が痛くても今は聞いておきましょう。
自分が困った時など、今後に役立てて行けると信じてもらったアドバイスはそっと心の中にしまっておきたいですね。
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