どんな治療法がある?
アレルギー性鼻炎の治療法にはいくつかありますが、その中心となっているのが薬を服用する治療。
薬には点鼻薬もありますが、飲み薬もあり治療法の中でも一番手軽に行いやすい治療だと言えますね。
ですが、いつまで薬を服用しないといけないのかという疑問が生まれてきます…
手軽に毎日でも続けやすい治療なのですが、服薬をやめてしまうとまた症状が出てきてしまうんですよね。
薬を飲むということが長期化すればその分体にも全く負担にならないとは言えないので、長引く場合は別の治療法を考える必要があります。
〇主な治療法
・薬物治療
抗アレルギー薬、ステロイド薬、自律神経作用薬等があります。
気軽に続けられる治療法ですが、続けていないと症状が出てきてしまいます。
・減感作療法
アレルゲンを注射することで、徐々に症状を改善していく治療法。
薬物治療で効果が見られない場合に使われる免疫療法のことで、皮下注射以外に舌下免疫療法が使われています。
・レーザー治療
特定の部位に光を当て、症状を緩和するレーザー治療。
鼻粘膜を切除するか、または薄く焼く治療になります。
・手術による治療
鼻の中の神経を切断する後鼻神経切断術法は、粘膜の膨張を抑えて気道を確保します。
再発したとしても、保存療法との組み合わせで症状が改善しやすいと言われています。
症状が出続ける以上、薬は飲み続ける必要があるのでずっと何年も飲み続けていくことになります。
病院の方針によっては、少しずつ薬を減らして最終的に服薬しなくても症状を改善させることも可能ですが基本的には薬がないと症状が出てくることが多いです。
新しい治療法として舌下免疫療法が注目されていますが、同じように手術による治療も根治治療が出来ると言われています。
鼻水の8割、くしゃみの3割~5割が関わっているとされるのが、分泌神経と知覚神経になります。
鼻の奥にあるこの神経を切断することで、レーザー治療などが効かない重症の患者も症状が改善しやすく術後の経過も良いと言われています。
▶切断した神経は再生される
神経を切るなんて大丈夫?
と不安になりますが、この神経は切断後そのままにしておくと新しい神経が再生されるそう。
その神経が伸びて成長してしまうとまた鼻炎再発となってしまう為、鼻の中の軟骨で閉じてしまいます。
そうすることによって再発防止となり完治につながる、と言われる手術法なんですね。
安全性の高い手術と言われていますが、入院しての手術となり短くて2、3日から長くて1週間から10日程の入院期間が必要となります。
新しい治療法である舌下免疫療法についての詳しい記事に関しては、以下の記事が参考になるかもしれません。
次のページでは、アレルギー性鼻炎は完治しないの?食事で体質改善する方法についてご紹介します。
コメント