嗚咽とは日常生活でもよく聞く言葉の一つになりますが、意外と意味を間違って覚えていたり使い方が間違っていることが多い言葉💡
使い方が間違っていてもそれで意味が伝わったり、内容の認識があっていればそれでも良いのですが正しい意味も改めて覚えておくと良いでしょう(‘ω’)ノ
間違って使ってしまう使い方と本当の嗚咽の意味と正しい使い方、また、似たような意味を持つ類語にはどんなものがあるんでしょうか?
今回は、
・嗚咽の意味や使い方
・誤用、類語
などについてご紹介したいと思います。
嗚咽の本当の意味とは?
嗚咽というのは、
・むせび泣くこと
・声を詰まらせて泣くこと
という意味になります💡
泣くことは悲しみや苦しみ、怒りや悔しさなどの感情によって涙を流すということですが、嗚咽はそれよりももっと内側にある感情が溢れ出るような感じで泣くこと。
ただ涙がぽたぽたと流れるような感じよりも感情がより強いものなので、泣きながら声が漏れてしまったり抑えきれずに感情が高ぶってしまうような状態のことですね。
一般的には最愛の人との別れや何か大切なものを失った時など、人生の重要な場面で嗚咽する機会があることが多いと思います。
正しい使い方と間違い
使い方としては、悲しい時や辛い時などネガティブな気持ちが強い出来事が起こった時に使われます。
例えばですが、以下のような使い方があります👇
~正しい使い方~
⇒嗚咽を漏らす
・悲しみに暮れ、嗚咽を漏らしていた
・部屋から嗚咽する声が漏れていた
⇒嗚咽がこみ上げる
・悔しさと悲しみでいっぱいで嗚咽がこみ上げてくる
・酷い仕打ちに耐え切れずに、思わず嗚咽がこみ上げる
⇒嗚咽をこらえる
・悲しい姿は見せまいと、どうにか嗚咽をこらえる
・笑顔でお別れしたかったので、なんとか嗚咽をこらえていた
間違った使い方としては、
・吐き気がする
・吐く時におえっとなること
を嗚咽として使うことです💡
吐きそうになっておえっとなるのは正しくは、「えずく」と言います。
なぜ間違って使われるようになったのかというと、泣いている時に泣き過ぎておえっとなりそうになることもありますよね❓
そこから、おえっとなること自体が嗚咽であると誤用されてしまっているようです。
吐きそうになっておえっとなる、吐き気がする、という意味合いで使うのは間違いではあるのですがそれでもそれを嗚咽と認識している人は多いです。
いやむしろ、若い世代であればあるほど嗚咽としての認識しかない人も多いかと(^^;)
間違った使い方をしているのは嗚咽だけではなく、他にも様々な言葉が誤用されて日常的に使われていたりします。
例えば、「爪痕を残す」の記事でも触れていますが、本来の意味とはまた違った意味合いで使われている表現は少なくありません。
次のページでは、嗚咽に似た表現・類語などについてご紹介します。
コメント