日本語では、似た様な意味合いの言葉でどちらを使えば良いかわからないようなもの、どちらが正しいかわからないような言葉があります。
もちろん日本語でなくてもそういった言葉はあると思いますが、日常で使っていてわからなくなる言葉として「どれくらい、どのくらい」の使い方で迷う人は特に多いようです。
使っているうちにどちらが正しいのかわからなくなったり、ふと使おうと思った時に違いがわからなくなる人が多いのだそう。
どちらも数を測る時に使われる言葉の一つだと思いますが、違いは一体何なんでしょうか。
そこで、今回は「どれくらい、どのくらい」の違いや正しい使い方などについてご紹介したいと思います。
「どれくらい・どのくらい」の意味
まずは、「どれくらい」と「どのくらい」の意味についてですが「どのくらい」というのはどれほどなのか、どの程度なのかいくらぐらいになるのか、という意味になります。
また、言葉を副詞のように使うことも出来ますね。
「どれくらい」というのは、より具体的な程度を聞く時の表現の一つでこちらもどの程度なのか、どれほどなのか、という意味になります。
つまり、どちらもさほど変わりはない同じような意味になっています。
辞書で調べると、その辞書によっても「どれくらい」の意味が載っていて「どのくらい」という意味は載っていなかったり、それの逆もあったり似た表現としてそれぞれが少し記載されている程度という場合もまた多いです。
昔は、「どのくらい」というほうがより一般的だったようで最近になって「どれくらい」という表現も同じくらい使われるようになったと考えられています。
「どのくらい」というほうが古くからある表現のようで、「どれくらい」というのは比較的新しい表現になるのだそう。
その証拠に辞書ではどちらかというと、「どのくらい」という意味が記載されていることが多いのだそうです。
感覚的には、どちらかというと「どれくらい」というのは「他の何かと比べることで物の大きさだったり数の多さなどを測る」と言えると思います。
そして、「どのくらい」というのは「数や量、大きさなどの既定の単位を目安に物を測る」ということになるのではないでしょうか。
細かく分けるとするとこういった感覚で使うことが出来ると思いますが、基本的にはどちらも似た様な同じような意味合いがあります。
どちらを使うのが正しいのかわからなくなることもありますが、実際はどちらを使うのも正しく感覚で使い分けるというのが一番良いのかもしれません。
次のページでは、より具体的なそれぞれの使い方についてご紹介します。
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