
日本では、お正月と言えば毎年大体12月29日頃から1月3日くらいまでの期間が一般的ですよね。
日本だけでなく、31日から1日にかけてはニューイヤーをお祝いして世界共通で大きな花火が沢山打ちあげられたりショーを行うなど様々なイベントがあります。
中国を始めとする台湾やシンガポールなどの中華圏では、新暦のお正月(元旦)よりも旧正月(春節)の方が重要な祝日とされます。
日本にはあまり馴染みがない春節ですが、
・「毎年いつからいつまでの期間行われるのか?」
・「期間中に行われる花火や爆竹の意味」
・「春節に食べられる食べ物」
などについて今回ご紹介していきたいと思います。
春節の期間はいつからいつまで?
もともと、古い時代の中国では新しい年を迎える時に先祖を祭り、その年一年豊作になるように…との願いを込めてお祝いしていたそうです。
ですが、実は中国ではその時の王朝によって新年を一月とする時代もあれば十一月や十二月を新年とする時代もあったそうです。
そういった時代を繰り返し、中華民国になる前の清朝国では一月を新年として使われていたそうですがその清朝国も終わりを迎える時にグレゴリオ暦が使われるようになりました。
清朝国が滅びでその後中華民国と成った時、西洋諸国と同じグレゴリオ暦が新しく使われるようになったのですが、その新暦の1月1日を元旦とし、それまで使っていた旧暦(太陰太陽暦)の正月初日を春節としたそうです。
これが春節の始まりだと言われています。春節は、2018年は2月16日(金)となっていますね。
前日の2月15日(木)が大晦日となり、2月21日(水)までが連休となる予定です。
ー春節の過ごし方
除夕(じょせき):2月15日(木)
この日は新暦で言う大晦日になり、次のような風習があります。
・家族みんなで餃子を食べる
・爆竹を鳴らす
・守歳(夜通し起きて新年を迎える)
・掃塵(年末の大掃除)
初一:2月16日(金)
旧暦の元日、この日が春節です。
・あいさつ回りをする
・年長者が子供にお年玉をあげる
これは日本も同じですね。
初二~初六:2月17日(土)~2月21日(水)
・実家への帰省
・友人知人への新年のあいさつ
・旅行
過ごし方としてはほとんど日本と変わらないですね。
旧歴に従って毎年時期は少し違いますが、大体一週間くらいの休みがあるので日本で言うGWのような大型連休になりますね。
他の中華圏では、時差の関係から新暦に対する旧暦の日にちに多少の差が出ることもあります。
いずれにせよ、この期間には年配者の長寿に対して感謝と畏敬の意を表し、隣人や近所住民、友人と挨拶をしあったり、家族や親戚一同で食卓を囲み盛大にお祝いします。
次のページでは、春節で花火や爆竹などが至る所で使われる理由とその意味などについてご紹介します。
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