摂食障害とは、病気だったり体に何かしら症状があるわけでは無いのに十分な食事が取れなかったり逆に取り過ぎたりすること。
食事が全く取れていない状態のことを拒食症、逆に必要以上に食事を取り過ぎてしまっていることを過食症と言います。
どちらの場合も、精神的な影響から発症すると考えられています。
今回は、
・摂食障害が起こる原因と症状
・なりやすい人の特徴
などについてご紹介したいと思います。
摂食障害起こる原因
摂食障害は思春期の時期に当たる10代を中心に、20代から30代ぐらいまでの女性に発症することが多いと言われています。
若い世代に多いことからわかるように、原因の多くは無理なダイエットによるもの。
女性は、年齢とともに体型変化が男性よりもしやすいですが、男性よりも脂肪が多いので一度体重が増えたり特定の部位にお肉がつくと落とそうと思ってもなかなか落としにくいです。
その為、本格的にダイエットする場合少しずつ食生活を改善したり運動も取り入れたりと長い期間を要することがあります💡
安易に短期間でダイエットしようと思って厳しい食事制限をしたり、激しい運動をすると体に負担がかかりそれがきっかけで摂食障害が起こることがあるのです。
また、それ以外には低血糖症による原因も考えられます。
低血糖症とは、炭水化物やケーキなど甘いものに多い糖分を沢山取ると血糖値が一気に上がり、それを下げるために体内でインスリンが多く分泌され過ぎて…
逆に血糖値が下がるという状況になります。
血糖値が下がると、脳に必要な糖分が不足することで脳は糖分をもっと取るべきだと勘違いして余計に食べ物を口に入れようと指令を出します。
これの繰り返しで特にお腹が空いていないのに食べ物が必要になる状態を作ってしまうので、摂食障害に発展することがあるんですね。
元凶はストレス!
無理なダイエットも、低血糖症もどちらもストレスが元になっていることが多いのです。
ダイエットなら、
「自分の体型がイヤだ」
「太りたくない、もっとスリムになりたい」
という気持ちがストレスになって、無理なダイエットをしてしまうことにあります。
低血糖症も、
「イライラするから甘いものが欲しい」
「頭がボーっとするから甘いものを食べてリフレッシュしたい」
などというストレスから引き起こすことがあるのです。
・学校や仕事でのストレス
・過労
・環境の変化
・身近な人との別れ
など、精神的ショックが大きい時など一時的なものでも強いストレスが加わるとそれが引き金となることもあります。
次のページでは、主な症状についてご紹介します。
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