霰粒腫と麦粒腫はどちらもものもらいのこと、とひとくくりにされがちですが…
厳密に言うと、霰粒腫はまぶたの一部に脂が詰まった状態でそれがしこりとなったもの💡
一方の麦粒腫はというと、細菌感染によって炎症を起こし膿が出来ることでしこりになったものです。
実は違う症状なのですが、霰粒腫から麦粒腫に変化することもあり霰粒腫のような麦粒腫になることもあるので線引が難しく混同されがちなのです(;’∀’)
二つの違いや見分ける方法があれば、出来るだけ自分で見分けて適切な治療法を選ぶことも出来ますよね。
そこで、今回は
・霰粒腫と麦粒腫の違いと見分け方
・同時に出来る場合と対処法
などについてご紹介したいと思います。
霰粒腫と麦粒腫の違いとは？
霰粒腫は上下のまぶたに無数に存在する、マイボーム腺という分泌腺が脂肪によって詰まることで、炎症を起こしそれが脂の固まりとなってしこりになってしまうもの。
なぜ脂が詰まってしまうのかというと、目の表面には涙をコーティングするように脂が出ているのですが、その脂が脂っこい食事だったり目の疲れがたまったりして分泌され過ぎて上手く排出できなくなり詰まってしまうのです。
麦粒腫はというと実は2種類あって、
・マイボーム腺に細菌が入り込んで炎症を起こす内麦粒腫
・まつ毛の毛根部分に細菌が入り込んで炎症を起こす外麦粒腫
があります。
まぶたの外側に出来る外麦粒腫の場合は、比較的治りやすいですがより内側に位置する内麦粒腫の場合は治りが悪く悪化しやすい傾向にあるよう。
霰粒腫は細菌は関係ない、ただの脂肪の詰まりによる炎症であることに対して麦粒腫の場合は細菌が炎症を起こしていることが大きな違い💡
また、霰粒腫の場合はあまり目がゴロゴロしたり目やにが出るなどの不快感や異常はないですが、麦粒腫の場合は痛みやかゆみが強く出ることがあります💦
少し腫れていても自覚症状が感じられないようであれば霰粒腫、腫れとともに明らかに違和感や不快感、強い痛みなどを感じるようであれば麦粒腫の可能性が高くなります。
次のページでは、霰粒腫と麦粒腫の見て触ってわかる見分け方についてご紹介します。
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