ホタルイカの沖漬けと寄生虫の症状
生のホタルイカの場合、一部のものの内臓には旋尾線虫と呼ばれる細長い姿をした寄生虫が住み着いていることがあります(;’∀’)
ホタルイカの他にも、
・スルメイカ
・タラ
・ハタハタ
などどいった魚にも含まれていますが、この中でもホタルイカに住みつく割合が高め。
とは言っても、実際に住み着く確率は全体の2%から7%くらいと低めなのでそんなに滅多にあることではないのですが…
生のまま鮮魚を食べることの多い日本では未だに被害があります💧
美味しく食べられるのは良いですが、その後に体調を崩したくないですよね( ;∀;)
寄生虫が体内に入った場合、数日から数週間で腹部を中心にミミズ腫れのような赤い発疹が出たり、稀に腸閉塞など重篤な症状を引き起こすことがあります。
その為、生で食べる場合は内臓は全て綺麗に取り除いてから食べるか、それ以外は加熱したり冷凍の加工が必要になります💡
・沸騰したお湯で1分程度茹でる
・マイナス30度の環境で4日、マイナス40度で40分以上の冷凍処理をする
というのが目安ですが、市販のものはこれらの条件を基本的にクリアしています。
なので、加工済みの市販のものに関しては心配することはありません。
ですが、自宅でただ調味料と一緒にホタルイカを漬け込んだだけでは寄生虫は生き残るので食べる前にいずれかの処理が必要なんですね‼
一般家庭にある冷蔵庫の場合は、最大でもマイナス5度程度で冷凍庫の場合でも最大マイナス10度ほどが限度なので家庭での冷凍処理は無理に近いですね…
冷蔵庫・冷凍庫共に温度はそれぞれ調節することも出来ますが、もっと温度を下げることが出来たとしても業務用の冷蔵庫でない限りマイナス数十度にするのは難しいので手っ取り早くボイルしてしまうのが一番。
80度から100度程度の少し熱めのお湯で、1分で良いのでボイルしましょう。これが美味しく安全に食べられるコツです。
次のページでは、賞味期限と冷凍した場合に冷凍焼けを起こさずに解凍する方法についてご紹介します。
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