「ひよる・ひよった」のほかにも、「ヒヨる」「ピヨる」などは主に若者を中心に使われている言葉になります。
ひよる(日和る)という言葉は、会話の中だけでなく本の中でも登場したりするなどけっこう浸透している言葉💡
よく、どこかの方言の一つなのでは?
と言われたりしますが、実は方言ではなく昔の若者が使っていたものが現代でまた使われるようになったと考えられています。
確かに、ひよるとかひよったと聞くとなんとなく標準語なのではなくどこかの地域のみで使われている言葉のように感じがしますよね(^^;)
今回は、
・「ひよる・ひよった」という言葉の意味や語源
・方言との関係
などについてご紹介していきたいと思います。
ひよったの意味とはどんな意味?
ひよる・ひよった、というのは「日和見をする」というところから来ていて、
・ひるむ
・やる気がなくなる
・怖気づく
などといった意味があります。
多くの場合は、「弱気になる」「気が弱い」などというような意味合いで使われることが多いです。
今でいうと「ビビる」とか「チキンになる」などと似た様な感じでしょうか(‘ω’)
チキンは英語のスラングから来ていますがどちらも、臆病になる、気後れするなどといった意味がありますね。
ひよるという言葉のもとになっている日和見には、どんな天候か空模様を確かめたり物事がどう動いていくのかうかがうといった意味があります。
実際に江戸時代では、主に港の付近で天気の観測を行うために日和見を行う場所を設けていたそうです。
雲の動きを見て、風の動きを感じ、潮の流れなどを見ながら船が航海するコースを考えていたとか💡
それが現代では、ひよりみ→ヒヨる、ピヨる、ひよったなどと省略されて使われるようになったんですね。
その時の天気観測をすることを日和見といっていたのがなぜ怖気づくとか弱気になるというような意味で使われるようになったかというと、それは日和見主義という昔行われた学生運動から来ているようです。
次のページでは、ひよる・ひよったという表現の語源となる日和見主義についてご紹介します。
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