むにゃむにゃ…何を言っているかわからない寝言から、会話が成り立つくらいにはっきり寝言を言うことってありますよね。
周りからするとちょっと不思議に思えるかもしれませんし、本人もちょっと変な気持ちになることでしょう😐💦
誰でもたまに寝言は言うものなので、時々寝言をいうことがあっても何も心配はいりません。
でも、それが頻繁になるともしかすると日頃自分の感情を押し込んでいることが原因かもしれません。
今回は、
・寝言の特徴
・原因
・対処法
などについてご紹介したいと思います。
寝言の特徴
寝言は、一般的に子供に多いですがそれは脳が成長段階であることが関係していて成長すれば自然と消えていくことが多いです。
でも、大人でも一定数の人は寝言を言うのですが女性よりも男性のほうが多いと言われています。
また、ノンレム睡眠時とレム睡眠時でも寝言の特徴は変わってきます。
関連:睡眠障害の中途覚醒の原因とは?改善するための対策とは?
ノンレム睡眠時
脳も体も休んでいるので、深い眠りについている時。
夢を見ることがほとんどなく、あっても記憶に残らないことが多いです。
そのため、寝言は夢と関係した内容のものをいうことは少ないです。
発音ははっきりしていて聞き取れますが、主に日々の出来事に関する内容をいうことが多いです。
レム睡眠時
体は休んでいるけれど、脳は起きている状態。
夢をよく見ますが、起きた後も夢の内容を覚えていることが多いです。
レム睡眠時の寝言は、ノンレム睡眠時よりも気持ちがこもっていて怒ったり泣いたりすることも。
夢に関連した寝言を言うことが多く、起きた後も覚えていることが多いです。
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私もたまに寝言を言いますが、そういう時は大抵ちょっとうたた寝をしていて短時間で夢を見た時など浅い眠りの時です。
なので、夢の内容を覚えていて寝言も自分で言って覚えていることがありますね。
言った後でハッと目が覚めて我に返ると、「何喋ってんだろう(^^;)」と思います。
寝言を言う原因
寝言は、睡眠時随伴症という名の睡眠時異常行動の一つとされています。
レム睡眠時に異常行動をする「レム睡眠行動障害」もこれに含まれることがあります。
ストレスや不安を抱えていて、緊張した状態が続くと起こるので日頃から疲れが溜まっている人は寝言を言うことが多いようです。
普段起きている時にはなかなか言えない感情が、寝ている時に表に出ているとも言えます。
あとは、
・あまり口に出して言いたいことが言えない
・気を遣うことが多い
・表現力が豊か
な人も寝言を言うことが多いと言われています。
それだけ、知らず知らずのうちに精神的に疲れてしまうようなことをしているのかもしれないですね。
対処法としては、出来るだけそのストレスを発散していくことです。
対処法について
いつも抑え込んでいる気持ちを吐き出し、自分の言いたいこと・伝えたいことを表現することが大事。
例えばですが、主に以下のようなものがあります。
・絵を描く
・音楽を聴いて歌を歌う
・日記をつける
・運動をする
など、行動に移すことで発散出来るようになりますよ。
最近自分でよく寝言を言っているな…と思う時、周りに指摘されることが多いという場合はそれだけ疲れている、ストレスが溜まっていると自覚しましょう。
自分が発散できるものがあれば何でも良いですが、上にあげたものであればお金をかけずにすぐに出来ることなのでまずは試してみてくださいね。
まとめ
うちでは昔から兄がすごく寝ぼける人で、夜電気を付けっぱなしで寝ることが多く部屋に消しに行くと必ずと言っていいほど寝言をいうと母からよく聞かされていました。
普通に会話出来るくらいに寝言をいうことが多く、母が電気を消そうと思ったら
「こないだ借りていたお金、返すね」
と急に言い出したり
「ちゃんと持ち物持った?」
とか聞かれることがありました。
起きているのかと思ったら寝ていて、呼びかけに返事をするとそのまま会話が続くこともあったそう。
私はいつも兄よりも寝る時間が遅かったので、母は毎回笑いながら私に伝えに来て二人で観察しに行ったこともありました。
学生の時はけっこう頻繁にあったのですが、大人になってからはほとんどなくなり寝ている時に起こしたりするタイミングで寝言を言うことがあるくらいです。
基本的には心配することはないと思いますが、あまりにも寝言が多い場合は本人もちゃんと眠れていない可能性が高いですからその際は睡眠外来を受診してみたほうが良さそうです。
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