飲む点滴という異名を持つくらい栄養たっぷりで健康や美容に良い甘酒。
冬の定番の飲み物として知られていて、初詣なんかに行くと無料で振る舞われていることもありますよね。
そのまま飲めるようになった甘酒も売っていますが、作るのもとっても簡単なので自宅で手作りして飲むのもおすすめですよ。
今回は、
・甘酒の簡単な作り方
・効果効能
・いつ飲むのが良いのか
などについてご紹介したいと思います。
甘酒の作り方
甘酒の作り方は主に2種類あります。
・米麹とお米を原料としたもの
・酒粕を原料としたもの
どちらもアルコールは少量含みますが、米麹とお米を使った場合酵母によってアルコールの発酵が進む程度なのでごく微量です。
一方、酒粕を原料とした場合酒粕自体に既に少量のアルコールが含まれている為アルコールが苦手な方は米麹やお米が原料の甘酒のほうが良いと言われています。
米麹やお米を使った作り方
米麹、お米を使って作る方法にも2種類あり炊飯器かヨーグルトメーカーを使って作ることになります。
●炊飯器を使ったレシピ
・お米 150g~200g
・米麹 200g
・水 0.5リットル
①研いだお米を炊飯器に入れ、おかゆを炊きます。
②炊き上がったらお水を投入。
③温度が60度前後になるように冷ましたら米麹を投入。
④保温で8時間以上置きます。
➄2時間おきくらいにかき混ぜ甘くなったら完成。
お米は白米ではなくもち米でも出来ますし、お米ナシで米麹と水だけでも作ることが出来ます。
●ヨーグルトメーカーを使ったレシピ
・米麹 200g
・水 300ml
①米麹は使う前に常温に戻しておきます。
②米麹、水をヨーグルトメーカーに投入。
③60度で6時間から8時間に設定。
④夜に設定すれば朝起きてそのまま食べられます。
➄日中に作るなら3時間から4時間くらいしたら一度下からかき混ぜましょう。
酒粕を使った作り方
・酒粕 100g
・水 800㏄
・砂糖 大匙7杯
・塩 小匙1杯
①鍋に水を入れ、沸騰したら一旦火を止めます。
②食べやすい大きさに割った酒粕を投入し、柔らかくなるまで待ちます。
③柔らかくなったらまた火をつけてゆっくりかき混ぜていきます。
④沸騰したら砂糖と塩を入れます。
➄よくかき混ぜたら完成。
時間がある時は、最初に水を沸騰させずに酒粕を入れてしまい1時間くらいかけてじっくり柔らかくなるのを待つのもOK。
それから火をつけてかき混ぜていくという方法もアリです。
また、砂糖や塩を入れることが多いですが砂糖だけでも良いですしおろししょうがやハチミツを入れることもあります。
甘酒の効果効能
飲む点滴と言われると、一体どんな栄養が含まれているのか?
気になってしまいますよね。
甘酒には、「ビタミンB1、B2、B6」と美肌に欠かせない主要ビタミンが含まれ「アミノ酸、ブドウ糖、オリゴ糖、葉酸、食物繊維、コウジ酸」などがバランスよく含まれています。
点滴にも色々ありますが、クリニックで受けられる美容点滴の場合ビタミンBをはじめとする成分で構成されている為まるで点滴のように栄養バランスが優れているとのことで飲む点滴と言われます。
ビタミンBは疲労回復に役立ちますし、肌・粘膜の健康をサポート。
ブドウ糖もエネルギー変換が速いので疲れの軽減に良いです。
オリゴ糖は、腸内細菌の善玉菌を増やすことで腸内の環境向上に◎
また、食物繊維も含まれ甘さもあるため満腹感につながりやすいのも良い点。
甘酒のカロリーは、100g当たり約80kcal。
これは、最低限の材料を使ったシンプルな甘酒の場合です。
酒粕や米麹の他に、お米を使ったり砂糖を入れるとその分カロリーは高くなるのでカロリー重視な方は米麹と水だけのシンプルな甘酒のほうが良いでしょう。
カロリーよりも栄養重視、美味しさのほうが大事という方は白米も使ったり酒粕ベースで砂糖や塩を入れて味を調節してみてくださいね。
甘酒はいつ飲むのが良いの?
甘酒は本来は冬に良く飲まれるものでしたが、最近は温かい甘酒だけでなく冷たくてスッキリするものも多く登場してあまり時期関係なく飲まれています。
いつ飲んでも良いものですが、目的別に時間帯を考えて飲むのも良いでしょう。
▶便秘対策、デトックス
朝は一日の中でも、腸の動きが一番良くなる時です。
この時間帯に排便の習慣が出来れば、意識してトイレに行こうとしなくても自然とトイレに行きたくなります。
なので、便秘の改善に役立てたい方、体にたまった老廃物を外に出してスッキリしたいデトックス目的の方には朝に飲むことをお勧めします。
置き換えて甘酒だけを飲むのも良いですが、食事と一緒に取ってもOKです。
その際は、食事の前に甘酒を飲むようにしてそれから食事をしましょう。
▶免疫力アップ、疲労回復
お昼前くらいから午後にかけては、一日の中でも一番エネルギーを使う時ではないでしょうか。
そんな時に十分なエネルギーがないと、エネルギー不足で体に負担がかかります。
ちょっと最近疲れているな…風邪気味だけど出来るだけ薬は飲みたくないし、サプリメントも飲みたくない…という時は昼食と一緒に取りましょう。
エネルギー補給につながって、体調を崩したりせずになんとか乗り切ることが出来ますよ。
▶減量、ダイエット
夜は一日の中で最もエネルギーを使わない時です。
なので、減量・ダイエットのために飲みたい方は夜に飲むのがおすすめ。
それも、食事の代わりに置き換えて飲むのがおすすめです。
あるいは、サラダと一緒に取りましょう。
甘酒はどろっとしていて腹持ちも悪くないので、少量を少しずつ飲んでいきましょう。
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目的に合わせて飲む時間帯を選ぶと良いですが、注意点が二つあります。
●飲み過ぎには要注意
甘酒はカロリーは高くありませんが、特別低いわけでもありません。
糖質が多めなので、飲み過ぎると逆に健康によくないんです。
一日コップ一杯程度、大体200mlを目安にしてそれ以上飲み過ぎないようにしましょう。
数回に分けて飲むのも良いですが、その際も一日のトータルは200mlを超えないようにしたいですね。
●温め過ぎに要注意
甘酒には酵素がたっぷりと含まれています。
酵素は、温度が低すぎても高すぎても十分に働くことが出来ません。
50度から60度くらいの温度で一番活発に動くことが出来るので、飲む時はこれくらいの温度で少し温め直してから飲むようにしましょう。
ただ、温め過ぎると酵素が壊れてしまうので60度は超えないようにぬるめにして飲むと◎
まとめ
今回は、
・簡単に出来る甘酒の作り方
・飲む点滴の異名も持つ効果効能
・いつ飲むのが良いのか
などについてご紹介しました。
売ってる甘酒を買って飲むのも良いですが、自宅でも簡単に作れると思うので試してみてくださいね。
手作りであれば、しょうがやハチミツなど調味料を足して自分好みの味にしやすいですし甘さも調整しやすいのでおすすめです♪
作った甘酒は煮沸した瓶など容器に入れて置いて、冷蔵庫に保存し飲む時だけ軽く温めて飲むようにしましょう。
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