無限と有限どっち?「無尽蔵」の意味と使い方

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子供のころから使い慣れた日本語でも、大人になってから新しく知る言葉もあったり…

 

今まで意味を間違えて覚えていて、正しい意味を改めて知ったりすることもあります。

 

今回は、あまり使う機会は日常的にないかもしれない「無尽蔵(むじんぞう)」の意味や使い方、無限と有限どちらなのか?などについてまとめてみました。

 

解釈は人によって2つに分かれることが多いので、そちらも合わせてご紹介していきますね。

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無尽蔵の意味とは?

 

無尽蔵の基本的な意味は、「沢山取っても使っても失くらないこと、その様子」です。

 

有用なものがそれだけ豊富にある、ということを意味します。

 

また、もう一つは仏教では「尽きることがない広い徳を含むもの」という意味でもあります。

 

尽きることがない広い徳を含むものを、「沢山の財宝を納めている蔵」に例えたからです。

 

一般的には前者の意味合いで使われることが多く、「限りなく沢山あることやその様」を意味します。

 

ちなみにですが、中国では無尽蔵とは寺院内の施設(金融機関とも言う)を表す言葉です。

 

昔から、お布施などで集めたお金を人々に貸しその利息によって寺院の運営(修理費・維持費に充てるなどして)をしてきたと言われています。

 

主な使い方について

 

一例ですが、主に以下のような使い方があります。

 

どこまでも沢山ある、尽きることなく豊富に存在するという意味ではどれも同じですね。

 

・彼はデザインに関するアイディアが無尽蔵にある

・いつの時代も太陽のエネルギーは無尽蔵だ

・サウジアラビアは石油を含む地下資源が無尽蔵な国

・日本では無尽蔵に食べ物に困ることはない

・質問力を鍛えると初対面でも会話は無尽蔵に生まれてくる

 

無尽蔵は、有用なものに対して使われる表現なので無用なものに対しては使われないようです。

 

例えばですが、

・引越しで出た不用品が家の中に無尽蔵にある

・新しい事業のアイディア出しでダメになった案が無尽蔵にある

・急に会社が休みになったので暇な時間が無尽蔵に出来た

などですね。

 

豊富にある、限りなくあるという意味では使えそうな気がしなくもないですが「有用なもの」が対象となっているので気をつけたいところです。

 

無尽蔵は無限?それとも有限?

 

無尽蔵は、「有用なものが無限にあることやその様子である」という解釈をする人も居れば「沢山豊富にあるけれど限りはある」と解釈する人に分かれることがあります。

 

無尽蔵という言葉自体、とにかく沢山豊富にあることの意味なのでそれが無限とも有限とも言ってないわけです。

 

そこから考えると、今は沢山あっても使い続けて取り続ければいつかは無くなってしまうものなのかもしれないですよね。

 

無限でも有限でも、それだけ膨大にあるということになるんですが…

 

「尽きることが無い蔵=無尽蔵」という言葉から考えると、たとえ有限であったとしても無限に近いくらい膨大なものなのかもしれませんね。

 

まとめ

 

今回は、

・無尽蔵の意味

・主な使い方

・有限と無限どちらが正しいのか

などについてご紹介しました。

 

無尽蔵という言葉だけで見ると、「限りなく沢山あるもの、その様」という解釈が出来ますがそれが有限なのか無限なのかと考えるとどっちなんだろうと思ってしまいました。

 

一般的には無尽蔵=無限にあるという解釈が多いと思いますが、現実的に考えてみると無限にあるものって少ないですよね。

 

それに、今は無限にあったとしても使えばその分段々なくなっていくものは多いですよね。

 

意味合い的には、無限に近いくらいそれだけ沢山あるものを意味するので有限か無限かで考えると無限に近いという解釈になるんだと思います。

 

ちょっとややこしくなってしまいましたが、少しでも参考になりましたら幸いです。

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