「爪痕を残す」にはいい意味と悪い意味がある?誤用と使い方とは?

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良い意味で使われてしまう理由

 

本来は悪い意味で使われている表現が、いつの間にか真逆の良い意味で使われていると

「本来は悪い意味なのに、何で良い意味で使うんだろう?」

と疑問に思ってしまうこともあると思います。

 

テレビでは

・芸能人が「この番組で爪痕を残したい」

・アスリートが「自分の爪痕を残せるように精一杯頑張りたい」

・仕事の営業でも「お客さんに爪痕を残してくるように!」

などと使われことが多いです。

 

この場合は、

・自分の存在を刻む

・結果として残す

というような、良い意味合いで使われているのだと思います。

 

でも、良い意味で使うのであれば

「足跡を残したい」とか

「名を残せるようにしたい」とか

別の表現を使ってもいいのでは?と思ったりします。

 

そのほうが表現的にもしっくりきて、聞いた側としても応援したい気持ちでいっぱいになるのではないでしょうか。

 

本来の意味でそのままとらえてしまうと、

まるで「悪い結果を残してきます!」

と宣言しているようなものですからね。

 

実は、現代では日常的に使っている言葉の誤用が、誤用だとわからずに使われているパターンが意外と少なくないんです。

 

例えばなんですが、本来の意味とは違った意味で解釈されて使われている言葉には

・ハッカー

・破天荒

・他力本願

・失笑する

・敷居が高い

・悪びれる

などがあります。

 

次のページでは、本来の意味とは別で誤用されてしまう表現についてご紹介します。

コメント

  1. 遅男 より:

    芸人の言う「爪跡を残す」は、「良くも悪くも、せめて存在感を示す」というニュアンスだと思いますよ。
    良くも「悪くも」というニュアンスだとするなら、本来は悪い意味の言葉でもあまり違和感を覚えません。

  2. mio より:

    遅男さん、こんにちは^^
    コメントありがとうございます!
    そうですね、仰る通りニュアンスで考えるとあまり違和感は感じないかもしれませんね。
    2ページ目の方でご紹介していますが、ニュアンス的には「自分の存在を刻む」だったり「結果として残す」というような意味合いになりますよね。
    しかし、本来の意味から考えると違和感を感じる方もおそらくいらっしゃるということをご紹介致しました^^

  3. 鷹藤 より:

    非常に違和感を感じます。本来も何もない。爪でぐっと引っ掻かれた痕が残る。この事から考えても、被害の痕が残る。→悪い、辛い痕が残る。 良い意味で使うのは完全に間違った使い方。言葉を知らない芸能人やらが、間違った日本語を広めないようにしていただきたい。いっそのこと、火傷の痕が残る、と言ってみたら? それでも、違和感を感じずに、感染していくのだろうか?
    他にも「鳥肌が立つ」 アナウンサーまでもが、真似をして使ったためか、一気に感染が広まった。この種の人は、極めて異常な体質なのかも知れない。嬉しい時にも、立毛筋が収縮するとは⁉️

  4. 鷹の爪 より:

    世の中の大勢が誤解することで進む、変な言葉は、止めようがありませんね。
    最近では、「ハードルが高い」や「ハードルを上げる、下げる」などです。
    ハードル競技は、高さを競うものでなく、タイムレースです。高さは固定で上げ下げもできません。高いと感じたら、全て倒しても早くゴールすれば問題ないのです。
    また、高さを競う陸上競技は高跳びで、そこで上げ下げされるのは、バーという横棒です。
    もし、この競技と勘違いして使っているならば、「バーが高い」や「バーを上げる」などが正しいでしょう。
    ハードルでの、正しい使い方は、「越えねばならないハードルが幾つもある」などですかね…
    しかし、こんな違和感も、やがて薄れてしまうのかも知れません

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