春節の花火や爆竹の意味
春節の期間は、中国国内では観光客が少ない時期となり、外では爆竹や花火が鳴り響きお祭り騒ぎのような独特の雰囲気に包まれます。
至る所で中国らしい旧正月の飾りや催しものを見ることが出来るので、この時期に中国を訪れれば普段とはまた違った中国の魅力を発見出来そうですね。
約1週間ほどある休暇を利用して旅行へと出かける人も年々増えているようで、若い富裕層には日本や欧米などの海外旅行が人気なようです。
しかし中高年がメインの保守派は、国内旅行に留まる人が多く年齢層によって行き先がはっきりと分かれているそうです。
そんな中国の春節では、花火や爆竹が至る所で行われていますが花火はお祝い事としてふさわしいにしてもなぜ弾けるような音がでる爆竹が使われるのかというと中国では花火のように爆竹もお祝いとしてもともとよく使われるものです。
最近では、都市部では騒音や環境汚染の要因になるので禁止されているところも多いようなのですが結婚式やお祭り、その他祝日なんかでも色々なイベントで使われています。
爆竹は、約2000年という歴史があるほど中国ではお馴染みのものなのですが、どうやら厄を払うためのものなのだそうです。
それは、ある伝説が元になっているのですが今でも多くの人に信じられ語り継がれているそうです…
中国の伝説の一つに、「年」と呼ばれる怪物が居たという話がありますがその昔「年」は村に出ては農作物や家畜など人間の食べものを荒らしたり、人を攻撃するなどといった悪さを働いていたそうです。
そんな「年」の行いに困った人々は、ついに立ち上がりどうにか「年」をやっつけようと試みたところどうやら「年」は大きな音や赤い色、光るものなどに弱いということがわかったそうです。
それから、人々は「年」がやってきて悪さをしないようにするために、悪いことが起きないように未然に防ぐためにお祝い事の時などに爆竹を鳴らしたりして厄除け的な感じで使っているそうです。
次のページでは、春節の時期に食べられる主な食べものと縁起が良い意味についてご紹介します。
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