治療法の選び方
霰粒腫と麦粒腫の治療法にはいくつか選択肢があります💡
それぞれどの治療法でも一長一短あるので、その時の自分の症状にはどんな治療が適しているかということを考えて選ぶと良いでしょう。
・痛みはあるのか
・どのくらい腫れているのか
・どんな症状があるのか
・しこりが大きくなっているのか
・膿は出ているか
など、どんな状態になっているかにもよって選ぶ治療法は変わってきます。
霰粒腫で出来るしこりは中は脂の塊であり、麦粒腫は細菌感染によって炎症を起こした際に出来た膿がしこりとなっています。
どちらも、自然に破裂させてしこりが取れるのが一番良いのですが中には自然に破裂する前に気になって潰してしまいたいと考える人も多いようです💧
しかし、まぶたには血管が無数に存在していてちょっとした刺激も受けやすく非常に腫れが出やすい部位でもあります。
ちょっと泣いただけでもまぶたってけっこう腫れてしまいますよね。
自分でしこりを取ろうと無理につぶそうとすると負荷がかかって出血したり、腫れが酷くなったり上手くしこりが取りきれないと深い部分にまで炎症が起きて悪化するケースもあります。
そのため、自分でしこりをつぶすのは危険なので避けた方が良いでしょう。
霰粒腫、麦粒腫共に米粒程度のごく小さなしこりからパチンコ玉のような大きなサイズのものまで存在します。
しこりが小さいほうがつぶしやすく、大きければ大きいほど出血しやすくなりますがいずれにせよ自分でつぶしてしまうと傷口は綺麗にならない確率の方が高いです…
自然と破裂するまでは無理にしこりをつぶそうとせずに、気長に待ってみるか早くしこりを取りたい場合は病院で取ってもらうようにする方が良いですね。
参考:霰粒腫の治療の一つ「ステロイド注射」のメリットとデメリット
霰粒腫の場合は膿が出たら後は自然と治りやすい麦粒腫と違って長期化しやすく、しこりが残ると見た目的にも気になるので最終的に手術を選ぶ人も多いです。
霰粒腫はただ脂が詰まっただけのしこりで、麦粒腫は細菌感染で起きる炎症の過程でできた膿がしこりなので、どう考えても麦粒腫の方が状態が悪そうですが麦粒腫は膿が出てしまえば治りやすいので霰粒腫の方が完治するまでが厄介なんです。
また、子供の場合は大人と違って身体に負担がかかることも多いので治療方法の選択肢も限られてきます。
まぶたは敏感な部位なので触れられると他の部位よりも痛く感じやすいですし、怖くて耐えられないケースも多いようです。
子供の場合は年齢によってそもそも選択肢があまりなかったりするので、慎重に治療法を選ぶことが大事。
まとめ
今回の記事はいかがでしたか?
霰粒腫と麦粒腫が出来る原因から違いや見分け方、子供と大人で違う治療方法の選択肢などについてまとめたものをご紹介しました。
ものもらいは感染しやすい危ない眼病と思われがちなのですが実は人から移ったり、逆に自分から他の人に感染する可能性は低く、また視力が低下したり目に与えるダメージは比較的少ない病気です。
霰粒腫の場合も麦粒腫の場合も、急に悪化したり激しい症状が出るわけではないので症状の進行は基本的にゆっくりになります。
麦粒腫の方は膿さえ出てしまえばその後は治りやすいので霰粒腫の方がどちらかというと長期化しやすいと覚えておきましょう。
ただ、繰り返し発症したら途中で治りが悪くなることもあるのでその都度様子を見ながら必要な時にそのタイミングで眼科を受診できると一番良いと思います。
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