最初は患者を喜ばせる為に開発された、実際には薬理作用のない療法であるプラシーボ効果。
それは、思い込みが原動力となっているのですが上手く利用すれば自分が想像する以上に良い結果が得られることもあるもの。
ただの思い込みであっても、思考は現実化すると言われるので改善したい何かがあれば積極的に思いこむ、信じることも時には大事ですね。
今回は、
・プラシーボ効果の例
・心理学との関係
・似たようなピグマリオン効果やゴーレム効果
などについてまとめています。
プラシーボ効果の例
薬の服用をする場合でもしない場合でも、
「実際には、効果の無いはずの治療を行うことで最終的に良い成果が得られる療法」
がプラシーボ効果(あるいはプラセボ効果)です。
反対に効果が無いはずの偽薬を服用して副作用の症状が出ることを
「ノーシーボ」または「ノセボ効果」
と呼びます。
どの程度効果があるのか?これは人によって差があります。
・不安
・緊張
・痛み
・不眠
・下痢
など、精神的なものが関係した比較的軽い症状は改善されることが多いです。
主に病気を改善する為の治療で使われることがありますが、ダイエットや恋愛など思い込みでどうにでもなる可能性の高い目的で成果が出ることも。
実際の例では、以下はよくあるプラシーボ効果の一例です。
①実力がアップする
アスリートが、ある時を境にスランプに陥るといった話はよくある話ですよね。
そんな時に、指導しているコーチがプラシーボ効果を利用すると良い成績が出やすいです。
例えば、試合前の練習では実際はいつもと変わり映えの無い成績だったとしても
「記録更新が出来た!」
と騒ぎ選手を褒めるのです。
そうすれば、その選手は自分がスランプから脱したと信じ込みその結果実際の試合で自己ベストを記録したということがあります。
これも、選手自身の思い込みを利用して試合前に記録更新が出来たことが自信につながり試合でも本領発揮できたということです。
②ダイエットで痩せやすくなる
ただのお茶でも野菜スムージーでも、
「これを飲めば痩せるよ」
と言われて飲むと、頭の片隅ではこれで本当に痩せるのかな?と半信半疑でもとりあえず続けてみると少し痩せた感じがするものです。
そうすると、実際に1キロ2キロ痩せていたということがあります。
1キロ2キロ体重が落ちたから、
「これを飲めば痩せるんだ」
という確信に変わると、信じ込むことによってそれに適した行動をするようになり実際に痩せていくのです。
でも、実際は1キロから2キロくらいの増減ならサプリを飲まなくても運動や食事でコントロールすることは可能。
食べ過ぎた時に体重計に乗れば2キロくらい増えていることはありますし、逆に食欲があまりなかったり運動をしていると1キロ2キロ落ちていることもあります。
思い込みから信じることでそれに伴って自分の行動も変わっていく…そして結果も変わる、というのがプラシーボ効果の正体です。
③自分の望みが叶う
占い好きな人であれば、
「占いの結果が当たっている!」
「実際にその通りになった」
という人が居ると思います。
これも一つのプラシーボ効果によるもの、と言えます。
占いは、そもそも全く外れているということが少なく誰にその話を当てはめても共通するケースが多いので誰でも少しは当たっていると感じるもの。
どの占いでも何かしらは当たっているな、と感じる部分もあればこれはあまり当たっていないなと思う部分もあるんです。
でも、自分の望みを叶えるために頑張ることで行動が変わっていくために最終的に望み通りになるということがあるんですね。
次のページでは、心理学との関係性についてご紹介します。
コメント
次のページに移行するのがわかりにくいかも^^;
お礼に広告クリックしときました^^b
shinさん、こんにちは^^
コメントありがとうございます!
スマホからだと長い記事だと読みづらいと思い分割しているのですが、次のページに移行しにくかったら意味ないですね(><) 早急に改善したいと思います! ご指摘ありがとうございます(^^ゞ