由来・語源について
みすぼらしい、という言葉はもともと「みすぼらし」という言葉を会話調に使う時の言葉になったとか💡
みすぼらしは、漢字にすると身窄らしとなり「窄らし」というのは動詞である「窄る」が形容化された言葉。
窄るというのは、
・小さくなる
・狭くなる
・縮む
などといった意味があるので、みすぼらしというのが身が小さくなる、縮むような感じで貧弱な外見を意味しています。
窄るという動詞には、すばるという形もあるのでみすぼらしいということが多いですが「みそぼらしい」ということもあるようです。
実際に会話などで使うのはほとんどみすぼらしいしか使わないかと思いますが、文語では時々出てきたりしますね(^^)
窄るの形容詞→すぼらしいなのですが、
すばるの形容詞→素晴らしい、
と全く正反対の意味になります。
みすぼらしい、は悪い意味で使われるのに素晴らしいは良い意味で使われますが…
実は、素晴らしいという言葉はその昔はみすぼらしいが悪い意味で使われるようにもともとは悪い意味で使われていました💧
窄る、というのはすぼる、すばるという言い方があり本来はどちらも同じ語源なので悪い意味で使われていたんです。
「素晴らしい」に関してはとんでもない、酷いなどといった意味でした。
今ではかなり良い意味でよく使われている言葉でもありますが、江戸時代くらいまでは悪い意味で使われていたそうですよ(;’∀’)
なぜ良い意味に変わったのかというと、すばらしを「す」と「晴らし」に分けて認識されるようになり晴らすというのは良い意味で使われるので、それから良い意味として使われるようになったんだとか。
素晴らしいという言葉は誰かを褒めたり感激したりする時など、最上級の良い意味で使われていますが実はもともとは悪い意味で使われていてみすぼらしいと同じ語源と言うのが驚きですね👀
最後のページでは、似た意味を持つ関連した類語などについてご紹介していきたいと思います。
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