ICU症候群の主な原因や対処法は?回復にかかる期間はどのくらい?

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重い症状の病気や緊急を要する怪我の治療の時など、主に命の危機に瀕している時に特別な病室で治療を行う部屋のことを集中治療室(ICU)と呼びます。

 

危険な状態から脱し、無事回復するとその後一般の病室に移されることが多いのですがあまり長くICUに留まってしまうと患者の負担となりICU症候群を発症することがあります。

 

ICU症候群というのは、ICUに入った患者が一時的に起こす精神症状の一つ。
極度の不安から精神に異常をきたしてしまうことが原因と考えられています。

 

本来は、手術の後に精神的に不安定になり幻覚を見たりすることを言い、術後精神病とも言われますが特にICUで治療を受けた後に起こりやすいことからICU症候群と呼ばれています。

 

今回は、

・ICU症候群の主な原因

・対処法

・回復にかかる期間の目安

などについてご紹介しています。

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ICU症候群の主な症状とは

 

ICUは、大きな救急病院であればどこも必ずと言っていいほど備えてある集中治療室のことです。

 

十分な医療設備が整い、看護師や医師が24時間体制でサポートするという近代的で万全な治療が受けられる特別な部屋。

 

ICUに入る機会は頻繁にあることではないですが、

・体の損傷が激しい時

・ショック症状を起こしている時

・出血がひどい時

など、命の危険がある時にしばしばあります。

 

ICUがあるということは、充実した治療が受けられるということなので治療さえうまくいけば心配することはないのですが…

 

患者本人にとっては、自分がなぜそんな状況に陥っていることが理解できずに目を覚ましてからパニックになってしまうことが少なくありません。

 

強い不安からパニックを引き起こす

 

手術や治療が終わり、患者が麻酔から目を覚ますと自分がどこか見慣れない部屋の中に居て体に様々な医療機器が取り付けられていることを知ります。

 

自分がICUで手当てを受けたとわかると、自分の命が危険で自分の体は一体どうなっているのかと急にショックを受けてしまいます。

 

自分の身体に対する不安から、もうすぐ自分は終わりなのではないかと恐怖心を抱くようになります。

 

パッと目覚めたら、酸素マスクで呼吸をしている自分が居て色々な機器やケーブル、点滴、心電図のモニターなど色々な見慣れない光景を目にしてしまうと誰だって不安になるはずです。

 

そんな状況になれば誰だって不安は抱くものなので、不安になること自体が悪いというわけではありません。

 

不安は一過性のもの

 

この不安は、一過性のものであることが多く体が回復するとともに徐々に気持ちも安定して落ち着いてくるので本来は何も心配はいりません。

 

一般病棟に移れば、後は退院するのを待つだけなので正気を取り戻して元気な姿に戻れることも多いと言えます。

 

しかし、ICUでの治療はたった一日だけで終われば良いのですがそうとは限らず場合によってはそのまま数日続くようになることもあります。

 

そうなると、段々と不安が大きくなり眠れなくなって金縛りにあっているような夢を見てうなされたりひどくなると幻覚や妄想を抱き、錯乱状態に陥ってしまうのです。

 

また、夢と現実の区別がはっきりとつかなくなり、もしかすると医者や看護師が自分を助けるのではなく始末しようとしているのではないかといった被害妄想を抱いたりすることもあります。

 

●目が覚めてから状況が上手く理解できず不安になり、パニックになる

●治療のために様々な機械を取り付けているので怖い、被害妄想を抱く

●機械音や灯りが気になって眠れない、睡眠障害を引き起こす

●身体的拘束が多いのがストレスになる、暴れてしまう

●時間の感覚がわからなくなってしまう、幻覚を見ているような感覚になる

 

これらが、ICU症候群の主な症状になります。ICUに入院している間にこのような症状が認められれば、ICU症候群であると診断されることが多いです。

 

次のページでは、家族が出来るICU症候群の対処法についてご紹介します。



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