うなぎを食べる日になった由来
土用の丑の日に鰻を食べる意味は、夏の暑さに負けないよう夏バテしないようにするために食べる!ということはよく知られていますよね。
でも、なぜうなぎを食べるようになったのかというとその由来は江戸時代のある暑い夏の日に遡ります。
*****
ある日のこと、うなぎが売れずに困っていた知り合いのうなぎ屋に
「一体どうすればお客さんにうなぎを買ってもらえるのか?」
そんな相談を受けた人が居ます。
その人が、「平賀源内」という蘭学者です。
彼が、今で言うコピーライティングの要素で宣伝文句を使ってうなぎをアピールしたのが始まり。
今のようにエアコンなど優れた設備がない当時、夏は暑く酷い年だと暑さだけで命を落とすことも多かったと言われています。
命を落とすまでいかなくても、多くの人が暑さによって体調不良に陥ったり食欲不振で痩せてしまうということはよくあったそう。
そこで、
「うなぎは滋養強壮によく夏には持ってこいだ!」
と上手く宣伝したところ、これが大成功を収めてうなぎがどんどん売れるようになりそれが習慣化していったと言われています。
最初はそんなビジネス的な要素が始まりだったわけですが、夏は体力が落ちやすく体調を崩しやすい時期ですよね。
スタミナをつける為には栄養価の高いうなぎが適していたので、現代でも夏の土用の丑の日にはうなぎを食べるというのが一般的になったのだと言われています。
実際に、うなぎにはこんなに栄養がいっぱい!
・疲労回復に良いビタミンA
・皮膚の健康を維持するビタミンB1やB2
・骨を丈夫にするビタミンD
・老化防止に良いビタミンE
・記憶力や視力を良くするDHA
・コレステロールを減らし血流を良くするEPA
・代謝を良くするのに欠かせない亜鉛
・骨粗しょう症予防にも良いカルシウム
これだけ栄養が沢山あれば、食べないわけにはいかないですよね!
夏の定番の食べ物として定着したのも納得がいくのではないでしょうか♪
土用の丑の日と言えば、うなぎが代表的ですが…
実は、うなぎ以外の食べ物も名前に「う」のつく食べ物であれば同様に食べられています。
最後のページでは、うなぎ以外の「う」のつく食べ物についてご紹介します。
コメント