本の内容その2(後編)
「自分の課題と他人の課題は切り分ける」
人は皆それぞれの課題を持っていますが、これを一緒にしてしまうと人の評価ばかり気にしてしまうことになり自分らしく生きられないことになってしまいます。
例えば、会社で自分は大して即戦力にならないのではないか?
と考え不安に思っていても、実際の判断は上司に委ねられるのでそれは上司の課題であり自分の課題ではありません。
自分が出来ることは、精一杯任された仕事をやり切るということでそれが自身の課題になります。
親が子供に対して良い大学に行って良い企業に就職するように促したとしても、それは子供の課題であって子供が決めることなので、もし子供が進みたい進路があればそのためのサポートはしっかりとする、というのが親の課題。
自分の課題と他人の課題を切り分けることで、無駄なストレスがなくなりより自分らしく生きられるようになるのではないでしょうか。
「人の悩みは全て対人関係から生まれるもの」
人の悩みの大半は対人関係から生じる、というのはよく言われることですが「全て」と断言されてしまうとそれは違うのではないかと考える人も多いと思います。
しかし、実際に多くの場合社会は縦の関係の下に成り立ちそこに競争が生まれることで他者を敵と考えてしまうことがあります。
人とどちらが優れているかを競い合う限り、ネガティブな感情が消えることはなく人は幸せになることが出来ません。
縦ではなく横の関係を築くことで、皆仲間となり対等な人間関係を築けるのです。
「褒める」という行為は能力がより優れた人が下の者に対して行うことなので、褒めることや叱ることはやめて感謝すること、嬉しいなどの自分の感情を伝えることが大事です。
他者を信頼し、見返りを求めずにギブ&ギブの姿勢で接して適度な距離感を維持していくことが良好な人間関係を築くために必要なこと。
「他者貢献を実感することが幸せ」
人は、他者貢献を実感することで幸せになれると考えられていますがこれは「生きがい」や「やりがい」ともいえると思います。
例えば、受け取った商品が生活に役立つと喜んでくれるお客さんが居てそういった人の声を聞いたり嬉しそうな姿を見ることが出来たらそれは励みにつながるはず。
世のため人のために尽くしている、貢献できていると自分自身で感じることが幸せにつながるのだと考えられます。
何をしても、人に嫌われたとしても他者に貢献する大きな目標を見失わなければ自由に生きることが出来ます。
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というのが、嫌われる勇気の大まかな内容です。
最後は、この本を読み終えての感想についてまとめているので暇つぶし程度に見ていただけたらと思います(´ω`)
最後のページでは、本を読み終えての感想についてご紹介します。
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